
日本の音楽シーンにおいて、ボーカリストRYUICHI (LUNA SEA) 、ギタリストINORAN (LUNA SEA) 、そしてキーボード&コンポーザーのH.Hayama(元D-LOOP)という実力派の3人が結成したロックバンド、Tourbillon(トゥールビヨン)。
彼らがデビュー20周年を記念し、約9年ぶりとなる待望のニューアルバム『BOUNDLESS』を2025年6月18日にリリースしました。
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LUNASEAとしての活動も一旦は落ち着いたのも束の間、Tourbillon(トゥールビヨン)20周年という記念に併せてまさかの新作発表に驚きました。一時は、ボーカリストRYUICHI の喉の不調も心配されましたが、元気な姿と声が聴けて何よりです。

パパ!YouTube上のコメントでもRYUICHIさんの体調を気遣う声が多く寄せられていたよ。改めて、Tourbillon(トゥールビヨン)について教えて?
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Tourbillonとは?その歴史とメンバー

ロックバンド、Tourbillonは、2005年に結成され、2008年の一時活動休止をしていた時期もありましたが、2015年に再始動しました。
結成のきっかけは、RYUICHIが開催したゴルフコンペでH.Hayamaと出会い、INORANと合流したことがきっかけだと言われています。
当時は、LUNASEA終幕後でもあり、メンバー個人のソロ活動も始まっている中で、新しいバンドが結成されると聞いて盛り上がった記憶があります。

バンド名はフランス語で「渦(巻)、疾風」を意味するんだけど、メンバーが愛するフェラーリとジラール・ペルゴのコラボレーションによる超高級腕時計「エンツォ・フェラーリ・トゥールビヨン」に由来していると言われているんだ。

フランス語がバンド名になっているんだね!Tourbillon(トゥールビヨン)、聞きなれない単語だから覚えとこ~
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メンバー構成について
Tourbillon(トゥールビヨン)メンバーは以下の通りです。
- RYUICHI(河村隆一) – ボーカル
- INORAN – ギター
- H.Hayama(葉山拓亮)- キーボード
彼らはこれまで「HEAVEN」や「your place」、「Break the Chain」といった代表曲を世に送り出してきました。
アルバムとしては『HEAVEN』や『A Tide of New Era』などをリリースしてきました。2023年には約7年ぶりとなる新曲「I’m going love」を配信リリースし、さらに始動20周年ライブ『Tourbillon Live 2023 20years Since Time Began』も開催されています。

パパ!20年も活動している割には、アルバム作品が2枚だけって…、作品として、数は多くないよね?ベストアルバムも出していて新曲も何曲かあるけど…。

活動時期の中には、休止期間もあったことが挙げられるけれど、バンドやソロ活動にプロデュース業など忙しいことも原因かも?三人ともタレント(能力者)として一緒に動けるタイミングが揃わなかったのかもね。
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最新アルバム『BOUNDLESS』の概要と制作背景

ニューアルバム『BOUNDLESS』は、「制限のない音楽的挑戦」、「再結成からの成熟と飛翔」というメッセージが込められたタイトルです。
CD版とCD+Blu-ray版の2形態でリリースされ、『BOUNDLESS』収録曲について、全ての楽曲をH.Hayamaが作曲担当していることが今作の大きな特徴と言えます。
本作『BOUNDLESS』は、メンバーが約2年ぶりの3人揃っての配信を行った2023年8月5日のライブ以降、再び制作への意欲が高まった中で生まれたそうです。

特にLUNA SEAの東京ドーム公演グランドファイナルという大きな節目を経て、RYUICHIさんは「いろんなことがTourbillonをやる未来につながっていった」と語っています。
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『BOUNDLESS』の楽曲作成について
H.Hayamaさんは、具体的な新作制作の話が出る前から「いずれ来るだろうな」という予感があり、LUNA SEAのステージでのRYUICHIさんとINORANさんの姿を観ながら3人をイメージして曲を作り始めたと述べています。

H. Hayamaさんのデモ曲は、20〜30曲近くにも及び、「作り始めると止まらなかった」と振り返っています。この豊富なデモの中から、RYUICHIさんやINORANさん、そしてスタッフの意見も参考に楽曲が絞り込まれていったそうです。
INORANさんは、このアルバム制作について「20周年という大きな節目だし、ミュージシャンとして、待ってくれているファンの方たちにお土産を用意したうえでライブをしたいという想いがあった」と語っています。
RYUICHIさんは、この20年の足取りや軌跡がなければ生まれなかった世界だと感じており、「大人になったというとつまらない表現になってしまうけど、やっぱりいろんな経験をしてここに辿り着いたTourbillonという感じがした」と作品の“深化”について触れています。

三人のたたずまいからも「大人」と「ロック」な雰囲気を感じるね。メンバーにも余裕を感じられてカッコイイなぁ!
※POINT:特筆すべきは、このアルバムが初めてメンバー3人だけで音作りを完結させた作品であるということです。RYUICHIさんは「音楽ってもしかしたら全部言葉になんないからいいんですかね」と語り、INORANさんも「(Tourbillonの物語が)完結してない感じがずっとしていて、作れば作っていくほど新しい世界が広がっていく不思議なバンド」と、バンドの“BOUNDLESS”な可能性を表現しています。
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『BOUNDLESS』注目の収録曲と聴きどころ

『BOUNDLESS』には、以下7曲が収録されています。
1. In My Heart: アルバム制作でH.Hayamaが最初に手掛けた楽曲であり、まさにTourbillonらしいダークさと美しさが共存するロックナンバーです。RYUICHIさんは、非常にパーソナルな、二つの個が溶け合いながらも一つになれない想いを書いた歌詞が、曲の持つ広い世界観とのギャップを生み出していると語っています。
2. End of Time: テクノサウンドからロックへと展開するユニークなアレンジが特徴です。最大の注目点は、RYUICHIさんとINORANさんのツインボーカル!
RYUICHIさんがINORANさんの声に魅力を感じ、「せっかくいい声をして歌える人がいるのに、どうして一緒に歌ってなかったのかな」と感じたことから、INORANさんにデュエットを提案したといいます。
INORANさんも「自分に委ねてくれたり、信じてくれたりする人の想いに応えることってやっぱり嬉しい」と語り、二人の歌声が重なり合うことで、互いに影響し合い育ってきたバンドの魅力が表現されています。
3. To You, My Dear:しっとりとしたメロウなナンバーに、RYUICHIさんの優しいボーカルが響く大人のバラードロックナンバー。Hayama節が光るメロディーラインが特徴です。
4. Parallel: シティポップに近い軽やかなポップさがありつつも、歌詞には「毒っ気のあるワード」が顔を出す、ギャップが面白い一曲です。Tourbillonが持つ「青白い炎のような、一見涼しげに見えるその先にあるすごく熱量の高い世界」が表現されています。
7. All The Way: リード曲として先行配信・Music Videoも公開された楽曲です。H.Hayamaは「どんな環境でもできる曲にしたい」という意図で作られたと語り、普遍的な温かさを持つスタンダードなロックナンバーです。
RYUICHIさんは「いつも一緒にいる人間の温もりを感じられるような歌詞」を意識し、「20年歩いてきてやっと生まれた楽曲なのかもしれない」と表現しています。ミュージックビデオでは、3人のパーソナルな空間が切り取られ、自然体なメンバーの笑顔が印象的です。
【All The WayのMVを観るなら:Tourbillon / All The Way Music Video】
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各メンバーのこだわりと進化

• RYUICHI(歌詞): 過去数年の喉の不調を乗り越え、自身の声の状態と向き合いながら、「今どんな言葉が歌えるのか」を深く考えた上で作詞を担当したと言います。
レコーディングでは、歌詞をその場で調整することもあるほど、感情の「リアルなもの」を重視しています。ファンが RYUICHI自身の不調も見てきた中で、「時の経過と共に何かを取り戻し、何かを進化させていく自分」を伝えたいという情熱が込められています。

INORANさんからは「歌詞を見ただけで、いい旋律が浮かぶというか、リズムがあって美しい」と RYUICHIさんの作詞家としての才能を絶賛されていました。
• INORAN(ギター): H.Hayamaのデモ音源から想像力を掻き立てられ、「どうやって増幅、増強できるか」を意識してギターを乗せています。
楽曲の世界観に入り込み、その役を演じるようなギターアプローチを重視。特に「(On a) Night Like This」の間奏では、重層的でキラキラしたサウンドに歪んだギターを入れるなど、直感的で遊び心のあるアプローチを見せています。

INORANさんは、製作期間中も、時間を重ねるごとに、選択肢が増え、柔軟な発想でギターを構築できるようになったと語っています。曲と出会った瞬間や、何かを思いついた瞬間の感覚を大事にしているところが演奏からも伝わります。
• H.Hayama(サウンドプロデュースとアレンジ): 彼のデモは30曲近くに及びましたが、特にテーマを設けず、「無限にできちゃう」状態だったと語っています。
3人組であるという特性を逆手に取り、様々なジャンルの要素を取り入れながらも、あくまで「Tourbillonでやる曲」というイメージで一貫性を持たせているとのことでした。

INORANさんのギターについては「想像できないものを弾いてくれる」と毎回驚きを表明し、RYUICHIさんの歌詞については「天才」と称賛しています。お互いがお互いをリスペクトしているのを感じます。
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デビュー20周年記念ツアー

アルバムリリースに合わせ、「Tourbillon Debut 20th Anniversary Tour 2025 -BOUNDLESS-」**と題した東名阪ツアーも始まっています。
- 6月28日(土):Zepp Nagoya
- 7月5日(土):Zepp Namba
- 7月27日(日):Zepp Haneda
このツアーでは、ニューアルバムからの新曲はもちろん、20年間の軌跡を織り込んだセットリストで、ファンの「過去体験」と「未来の体験」が融合するライブとなるでしょう。

RYUICHIさんは「ライブの間はみんなが嫌なこと全部忘れられるような、本当に楽しんでもらえる空間にできたらいいな」と意気込みを語っています。
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まとめ:Tourbillonが示す無限の可能性

『BOUNDLESS』は、まさにTourbillonのこれまでのキャリアの集大成でありながら、新たな一歩を示す作品と言えます。
20年の時を経て、経験を重ねた彼らだからこそ表現できる、深く、そして広がりを持った音楽世界が詰まっています。
INORANさんが語る「フレームのないキャンバス」のように、Tourbillonの音楽はこれからも“BOUNDLESS”に進化し続けていくことでしょう。
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ぜひこの素晴らしいアルバムを手に取り、彼らの「無限の可能性」を体感してください。
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