ケアマネージャーとして、資格を取得したら一度は考えるかたもいると思います「自分で法人を立ち上げてケアマネージャーとして独立したい」と、ですが「失敗したら怖いし、借金もしたくない。そもそも何から手を付けたら良いのか解らないことだらけ」と、思うかたもいらっしゃると思います。
実際に、「ケアマネージャー 独立」とネットの検索エンジンに入力すると「失敗 儲からない」とネガティブなワードが上位に上がります。それだけで、おびえてしまいますよね。
こんにちは、やびっちょです。沖縄県で独立型の居宅介護支援事業所を運営して5年になります。この記事は「ケアマネジャーとして独立したいと考える」あなたへ3つのアドバイスを送ります!

私も、2020年4月にコロナ禍を目前にして法人を立ち上げ同年7月に居宅介護支援事業所を開始しました。今では職員も私を含め5名に増えて楽しく頑張っています。
「やらずに後悔するよりも実際に行動してみた」やびっちょさんが実体験に基づいた記事を書いてみたいと思います。
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独立するメリットやデメリットについて
独立する上で、夢や希望と同じくらいの不安を誰もが考えると思います。いわゆる「メリットやデメリット」。実際に運営してみて良かったこと、「もっとこうすればよかった」など反省したことを挙げていきます。たくさん思いつく中で上位3点をピックアップしてみました。

ちなみに私に限っては、独立をしてからというモノ反省な毎日ですが、後悔したことは今のところ一度もありません。

独立してよかったメリット3点について
- 自分の時間を自由に使える(在宅ワークが出来る様になった)
- 自己負担で払っていた分が経費で落とせるようになった
- 頑張った分だけ自分への見返りがある
上記の三点が一番、メリットとして大きいと感じました。

趣味が読書な私としては本の購入代を経費で落とせることはありがたいです。自分の自宅を事務所にできるなら、状況によっては家賃や光熱費も経費で落とせます(条件はありますが)。ガソリン代を含めた車両代も経費にすることで税金対策にもなります。
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デメリットについて
- きちんと稼げるのか?
- 失敗(売り上げが上がらない)への不安
- 困った時や解らない時に相談する相手がいない
デメリットに関しては「独立しても稼げるのか?」という不安が一番ですよね(汗)。立ち上げて事業の運営を始めてみたは良いものの実績が上がらず、場合によっては家族にも苦しい思いをさせるのはないか等、不安は大きいと思います。

実際に、私も立ち上げ初年度は赤字でした。二年目から人員を増やし特定事業所加算を算定したことで黒字にのせることができました。
【関連記事】ケアマネージャーって独立しても儲かるの?
また、1人で立ち上げて運営を始める際に解らないことを相談できないと言う不安もありました。人見知りで友人がいない私は、相談相手がいない事にとても困りました(今も困っています)。
事前に相談に乗ってもらえる仲間を探していれば無駄な失敗をせずに済んだものだと反省しています。日頃からお付き合いの大切さを身に染みて感じました。
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その他にも・・・
独立開業にあたっては、法人の設立が前提になります。法人登記に対する手続きから始まり、設立後も社会保険の手続き、事務所を構えるなら不動産で物件探しや契約。必要備品の購入や事業所としての指定を取る為の手続き…。考えるだけで尻込みする気持ちになりますよね(もちろん、私もそうでした)。
何よりも、居宅介護支援事業所を立ち上げるにあたってスケジュール管理が必要になります。ここでも繰り返しになりますが、ネットからの情報や書籍から情報収集をしていた私ですが、実際に独立しているケアマネさんから、直にお話を聴ければよかったと反省しています。
ケアマネとして独立したいと考えるあなたへ3つのアドバイス
と言う訳で、独立開業をする上でのメリット、デメリットを挙げてみました。最後に「ケアマネとして独立したいと考えるあなたへ3つのアドバイス」を伝えたいと思います。
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その①:ICT機器を使って業務の効率化をはかる
アドバイス1つ目は「ICT機器を使って業務の効率化」を図ることです。

介護ソフト(カイポケ)と「e-FAX」との相性が良く,ICT化も進めたことで業務の効率化と同時に在宅ワークができる環境も整えることができました。
前の職場では、パソコンは原則、事務所での使用のみ。ガラケーでの連絡調整、lineはおろか管理者しかサーバーに接続できない為、メール送信も出来ない。基本的にガラケーのショートメールしか使えない状況でした。又、紙ベースで書類を管理している為、FAXを確認するだけの為に休日に出社・・・。そんな(無駄)ことも無くなりました。在宅ワークへの環境が創れたことで出勤へのストレスはかなり軽減されました。
【関連記事:ケアマネージャーが業務を効率化するための5つの戦略】
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その②:「時間という有限な資源を自由に使える」という魅力はお金に勝る
在宅ワークができる環境を作れたことによって、家族との時間が取れたことが一番大きいと感じます。当時、娘も小さく保育園の送り迎え等で業務の調整が困難な状況でした。妻に送り迎えをお願いすれば、その分だけ負担が妻へ重くなってしまう。在宅ワークをすることで保育園(現在はこども園)への送り迎えや、急の発熱や学校の行事なども対応できることが多くなりました。

ウチの事務所で働く職員の中には「子育て世代」や「親の介護世代」も働いています。在宅ワークができる環境で働きやすい環境つくりができました。
その③:「借金」としてお金を借りるという考え方から「時間を買う」という考え方にシフト」

資金面に関しては貯蓄もない私。前職の退職金と併せて金融公庫からの借り入れで、申し込みに関しては早い段階で動いていました。
独りケアマネを運営されている方の中には、自己資金(親族からの協力も含め)で経営されている方も何人かいらっしゃいました。その中で「借金は悪い事ではない。返済する事で信頼を作る事ができる」と言う考え方で、金融公庫や地元の金融機関からの借り入れで、設備資金や運転資金の調達ができました。
ご縁にも恵まれて、事務所物件や必要な物品に関しても創業資金を使ってスムーズに導入が可能でした。そのことが事業を開始した後に業務の効率化へ繋がり、実績に結び付いたと思います。もちろん、利益が出るまでは安い報酬で踏ん張ったことも良い思い出です。
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専門の職種に任せるということ
独立開業にあたっては様々な手続きが必要になります。そのような時に、専門職(ケアマネジャー)として働いているうえで学んだことが大いに役に立ちました。そう、「他職種連携」の大事さです。法人の登記や社会保険に税金等、専門外の手続きに関しては士業と言われる先生方(行政書士、司法書士、税理士)にお任せして、事業の運営に関わる大事な業務(事業所指定の手続きや営業等)に集中した事でスムーズに独立開業に向けて準備できたと思います。ネット等で検索すると「介護事業立ち上げ専門」の行政書士や司法書士事務所もありました。税理士に関しては介護ソフト業者と連携している税理士さんに依頼しています。
運営に関する書類等の準備も大変な作業です。運営規定のひな形や各種マニュアル等の作成も一から作るとなると膨大な作業になります。ネットからのテンプレートを引用をすることで、各様式やマニュアルを無料で作ることも可能ですが、長い目でみると「デジタルコンテンツ」として販売している商品を購入した方がクオリティも高く時間もかからない為、業務の効率化につながると感じました(ここも反省点)。
デジタルコンテンツとして、おすすめは「ヒトケア」さんのテンプレートは、どのコンテンツもクオリティーが高くお勧めです。
【関連記事:テンプレート | ヒトケア(一人ケアマネ)の仕事術】
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さいごに
以上、「ケアマネジャーとして働いてはいるけれど、このまま雇われた方が良いのか?それとも独立して自分で運営した方が良いか」と悩むあなたに読んで欲しい記事として、あくまで一個人の意見ではありますが紹介しました。もちろん、メリットデメリットに関して、ここでは書ききれないこともたくさんあります。

大切なのは「お金」と「時間」を自分の裁量で使うことが出来ます。令和7年3月現在ですが、この春から独立して居宅介護支援事業所を立ち上げようと、頑っているケアマネさんが私の働く地域でもいます。
このことが一番大きいと感じました。正直な話、居宅介護支援事業所の経営は小規模で展開していくには難しい事業だと思います。様々な意見を聞いたうえで決断をしてみても良いと思います。以上、やびちょでした。
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