2024年10月にリリースされた『BOYS and』に続き、”もう一度デビューする”をテーマに掲げ、1995年作品から、ミニアルバム『BOYS』『GIRLS』の2作品をオマージュ。復活したSOPHIAの本当の意味でのリスタートをする、新曲/セルフカヴァーを織り交ぜたミニアルバム第二弾『GIRLS and』が4月2日に発売されました。
続いて、2025年のデビュー30周年を記念して、全国6ヶ所10公演のライブハウスツアーも先日、発表され盛り上がっています。 “Girls kissing the future” and “Dancing in the circus”というバンド初期アルバムの題名を散りばめたタイトルから、初期の作品を主軸とした楽曲を中心にライブ構成を行うと思われます。
1996年、3rdミニアルバム『Kiss the Future』で彼らに出会って、4枚目のシングル「little cloud」でSOPHIAのロックなセンスに虜になった私が、今回、新曲/セルフカヴァーを織り交ぜたミニアルバム第二弾『GIRLS and』に収録される楽曲を発売前に予想しましたが、実際に発売された作品の収録曲も含めて解説してきたいと思います。
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この記事を読んでわかること
今回、『GIRLS and』発売前に併せて、作成された記事をリライト(すでに出来ている文章をテーマを変えずに書き直して、読者により分かりやすく読んでもらえるように)編集された内容となっています。
- SOPHIAの活動再開から現在(2025年4月)までの動きがわかります
- 「GIRLS and」の収録曲を事前に予想した内容がわかります
- 「GIRLS and」発売後に収録された楽曲を解説していきます
事前に予想した内容は、ほとんど外れていましたが、その内容も含めて楽しんでもらえればと思います。
SOPHIA再始動から現在まで
SOPHIAは1995年にメジャーデビューを果たした後、ヴィジュアル系ロックバンドとして頭角を現し5thシングル「街」がスマッシュヒット、活動期間中、シングル38枚、スタジオアルバム10枚、ミニアルバム5枚を発表し精力的に活動を続けていました。
2013年は、結成20周年でしたが、「音楽を見つめ直す時間を持ちたい」という理由からの同年8月12日、東京・日本武道館で行ったツアー「SOPHIA TOUR 2013 未来大人宣言」最終公演をもってバンド活動を休止していました。
フロントマンの松岡充はギター豊田和貴とタッグを組んでロックバンドMICHAEL(ミカエル)で活動を続けていたが、は2022年3月27日のLIVEをもって活動を停止。黒柳能生、赤松芳朋、都啓一らと再び再開し、9年振りにSOPHIAの復活と同時にLIVEを行うことを正式に発表しました。
活動再開に向けて、スムーズにことが運んだとは言えず調整は難航したそうです。特に、ベースの黒柳能生さんは音楽活動を辞めて就職もしたとインタビューで話しており、本格的な音楽活動には今しばらく時間がかかるかもしれません。
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ミニアルバム「BOYS and」
2023年には古巣のトイズファクトリーと再契約したSOPHIA。約10年ぶりとなる新曲「あなたが毎日直面している 世界の憂鬱」が同年10月10日にトイズファクトリーから配信リリースされました。SOPHIAがトイズファクトリーから作品をリリースするのは20年ぶりとなり、デビュー当時からSOPHIAを追いかけてきた私も、トイズファクトリーからの発表は胸熱な展開でした。
復活後、待望の新作として、2024年10月23日にリリースするミニアルバム「BOYS and」が発売されました。
“もう一度デビューする”をテーマに制作された「BOYS and」は、松岡充(Vo)の主演舞台「Change the World」のテーマソング「あなたが毎日直面している 世界の憂鬱」をはじめとした新曲や、初期楽曲の再録版など全7曲が収録される。ジャケットは1995年リリースの1stミニアルバム「BOYS」のデザインを踏襲。初回限定盤に封入されるミニポスターも当時の写真をオマージュしたものとなる。
引用:SOPHIA新作ジャケットは1995年「BOYS」オマージュ、封入ポスターも – 音楽ナタリー
やはり、再収録曲として嬉しかったのが、『Kissing blue memories』です。セルフカバーアルバム『15』でも選曲されておらず、「今回こそは・・・」と思っていましたが、現代版SOPHIAの音が聴けて嬉しかったです。当時の疾走感を活かしながら、緩急を付けるライブ版のアレンジに寄せた楽曲はアガりました。当時のプロモーションビデオ併せてと聴き比べても面白いと思います。
【PVを観るなら:SOPHIA / Kissing blue memories(Official Music Video)】
そして、「BOYS and」に続く、新作アルバム「GIRLS and」が2025年4月2日に発売されました。ファン投票を元に収録曲が決まるとのことで、発売前までアルバム収録曲が発表されずファンの期待も高まりました。私も、この記事で収録曲を予想しましたが見事に外れてしまいました。
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「GIRLS and」収録曲について(発売前予想)
という訳で、SOPHIA再結成から、デジタルシングル「あなたが毎日直面している 世界の憂鬱」の配信、ライブ活動を経て前作、「BOYS and」発表までの流れを解説してきました。
新作「GIRLS and」には「BOYS」から1997年4月発表のアルバム「little circus」までの初期楽曲よりファン投票で選ばれた楽曲のセルフカバー、そして新曲が収録されました。
また、初回限定盤には30周年を記念したメンバーインタビュー映像が収められています。なお「little circus」には大ヒット曲「街」もしっかりと収録されていました。
※POINT:今回、「GIRLS and」の収録曲について、前作「BOYS and」に踏襲し7曲収録を予想しています。新曲「2曲」+「再収録5曲」で構成されると踏まえて、合計7曲で「GIRLS and」の収録曲を予想します。
※POINT(その②):選曲の根拠として、オフィシャルでもアナウンスされているように、「ファン投票で選ばれる」ことを念頭に置いて予想します。同時に、アルバムのバランス構成(バラード曲に偏るなど)や今後、ライブの主軸になるであろう楽曲が入ることも踏まえて予想しました(私がどのように予想をしたのかを検証するため、この記事を残しています)。
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一曲目:時代~トキ~
「GIRLS and」のオープニングとして『時代~トキ~』を予想しました。やはり、「GIRLS 」の楽曲は無視できない作品だと思います。本音を言うと、「もしも君が迷ったなら」と『時代~トキ~』で迷いました。その根拠として、ファンからも愛されていることを前提として、「歌詞と『今』がリンクする」ところだと思います。
「通り過ぎる時代を巻き戻せば、ほら、そこには運命が見える」から始まる歌詞と「巻き戻す」は前作「BOYS」のOPでカセットテープが巻き戻すとリンクします。過去と未来とつなぐ今という「時代」を表現する『時代~トキ~』は、一曲目に挙げる理由です。
【『時代~トキ~』の歌詞を見るなら:SOPHIA 時代~トキ~ 歌詞 – 歌ネット】
また、『時代~トキ~』の過去のライブ映像を観ても感じるのですが、「ライブで育った楽曲である」と言うところもポイントだと思います。タメの効いた、少しBPMを落としたアレンジでも1曲目は張れると思います。
【『時代~トキ~』の過去のライブ映像を観るなら:SOPHIA 15th Live-05.時代~トキ~ - 06.Kissing blue memories】
二曲目:街
二曲目は、5枚目シングル曲『街』を予想しました。当時、4枚目のアルバムで初のフル・アルバムの「little circus」からのシングルカットされ発売。結果から言うと、同バンド最大のヒットシングルになりました。ですが、当時のシングル曲のカップリング曲「Eternal Flame」はデビューからファンに大切にされてきた経緯もあり、そこに「Eternal Flame」を持ってきたところに「セールス目的ではない販売戦力がある」と、思いました(当時、私は10代後半でした)。
既存の曲である『時代~トキ~』と、続けて『街』を聴いてみましたが流れに違和感がないこと。否が応でも盛り上がる流れで「鉄板では?」と思ったほどです。
収録曲上がる予想としては本命の『街』。今回、「GIRLS and」に収録されるなら、曲目に入るのでは?と予想してみました。
【『街』のPVを観るなら:SOPHIA / 街(Official Music Video)】
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三曲目:「新曲その①」
「GIRLS and」の三曲目に『新曲』を上げました。勉強不足で、SOPHIAが現時点(2025年3月9日時点)で新曲の情報がないのですが、あえてイメージを言うなら「ミディアムテンポ」で「今のSOPHIA」を表現する楽曲になるのでは?と思います。
「Little circus」なら、「ポトス」や名曲、「君と揺れていたい」。もしくは「Kiss the Future」収録の「eye」のようなイメージになるのでは?と思います。「なんだ、アルバムのつなぎの曲か?」と思われるかもしれませんが、個人的には「ライブで成長できる楽曲」だと、勝手に期待しています。
四曲目:KURU KURU
四曲目は『KURU KURU』を選曲しました。少し調べればわかるのですが、『KURU KURU』は15枚目のシングルとして、2001年6月13日に発売されました。
「GIRLS and」には、1997年4月発表のアルバム「little circus」までの初期楽曲までが対象では?と思うかもしれませんが、デビュー当時からライブで歌われていました。そのことから、『KURU KURU』も該当するのでは?と個人的に思っています。
「大人になりたいと思っていた すべてが変わる気がして」とポップで軽やかな曲調ですが、過去と未来への理想を暗示するような歌詞が、今のリスナーにファンに刺さると思います。
【KURU KURUのPVを観るなら:SOPHIA – KURUKURU (blue on blue ver.)】
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五曲目:CIRCUS
五曲目は、『CIRCUS』を上げました。1stアルバム「little circus」の代表曲で、本アルバムのコンセプトを表現する曲として、セルフカバーアルバム「15」でも採録された経緯があります。
「Little circus」は、4枚目のアルバムではありますが、初のフルレングス・アルバムであり、『CIRCUS』のコンセプトは、松岡充がアイデアを温めてきたと話しています。
『CIRCUS』の楽曲自体も、壮大なバラード曲から始まり終盤にかけて壮大な構成力を秘めており大サビで歌い上げる松岡充さんの集大成とも言える一曲になっています。
ライブでも要所を締める部分で演奏され、圧倒的な表現力に引き込まれます。作品「GIRLS and」が発表された後に控えている “Girls kissing the future” and “Dancing in the circus”でも演奏されるのでは?と思います。
【CIRCUSのPVを観るなら:SOPHIA philosophy-II 15/16 CIRCUS】
六曲目:「新曲その②」
「GIRLS and」の三曲目に加えて、六曲目にも『新曲』を上げました。勝手に思うイメージとして「明るくて疾走感があり、テンポが良い2025年のSOPHIAを代表する、シングル曲になっていてもおかしくない良曲」になれば良いなと勝手に思いました。
例えるなら、SOPHIAの後期の代表曲「BANDAGE」を彷彿とさせるような未来につながる名曲を勝手にイメージしていまいます。
後期のSOPHIAの楽曲はスポットが当たる機会があまりありませんが、この機会にふれてみてはいかがでしょうか?
【BANDAGEのPVを観るなら:[LIVE] BANDAGE / SOPHIA】
七曲目:ヒマワリ
ラストの7曲目には、初のシングル『ヒマワリ』を上げました。SOPHIAのライブにファンはヒマワリを持って参戦することが定番になっているように『ヒマワリ』はSOPHIAにとって、ファンとバンドをつなぐ大切な曲となっています。
「SOPHIAのライブがあると近くの花屋から向日葵が売り切れるという」都市伝説もあったそうですが、あながち嘘ではありません。当該曲でもある『ヒマワリ』の歌詞に「君と揺れるヒマワリ」という歌詞が出てくることから、6枚目のシングル曲「君と揺れていたい」にも、ライブの中盤を締める名曲として、ファンは向日葵を掲げて会場全体がヒマワリと一体となって咲き乱れます。
なによりも、「BOYS and」のジャケットに向日葵が使われていることが、その証明になるのではないでしょうか?
【『ヒマワリ』の歌詞を見るなら:SOPHIA ヒマワリ 歌詞 – 歌ネット】
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「GIRLS and」収録曲について(結果発表)
2025年4月2日にリリースされた、「GIRLS and」収録曲について予想曲と併せて発表します。
(予想曲) (実際の収録曲)
- 時代~トキ~ 1.ヒマワリ
- 街 2.もしも君が迷ったなら
- 新曲その① 3.MY SELF
- KURU KURU 4.ポトス
- CIRCUS 5. little cloud
- 新曲その② 6.街
- ヒマワリ 7.サヨウノヨウナラ(新曲)
全7曲(新曲1曲)となりました。投票ランキングに入った楽曲がすべて収録されており、待望の新曲は1曲(7.サヨウノヨウナラ)となりました。予想では2曲は入るか?と思いましたが、見事に予想を外しました(…無念)。
という訳で、事前に収録が噂されていた、6曲目「街」と、1曲目「ヒマワリ」は予想的中となりました。個人的には、「新曲その①」のイメージとして「ポトス」のようなかわいらしい楽曲になるのでは?と、「ポトス」の曲名が上がりましたが、ファン投票結果では、見事1位でランクインとなりました。それでは、「GIRLS and」の楽曲を一曲づつ解説してきたいと思います。
1曲目:ヒマワリ
1曲目は、ギターのカッティングから始まる「ヒマワリ」。原曲のアレンジを踏襲したままで、伸びのある松岡さんのボーカルが楽曲にさわやかさな風を吹き込んでくれます。全体に演奏が聞えやすくなっておりおり、バンドの勢いも伝わります。セルフアルバム「15」に続いて、2回目の再収録となりました。
2曲目:もしも君が迷ったなら
リズム隊に、コーラスの導入と原曲をより洗練させて生まれ変わった「もしも君が迷ったなら」が2曲目に収録。松岡さんのボーカルがよりワイルドにロックテイストを利かせている雰囲気がして、楽曲の対比が面白く感じました。原曲ではアコースティックギターとシンセサイザーがメインのアレンジから、再収録ではピアノが跳ねるように演奏されていました。この曲も間違いなく初期の名曲でもあり、ファンから愛される楽曲の一つです。
3曲目:MY SELF
「もしも君が迷ったなら」に続いて、「GIRLS」からの再収録となりました「MY SELF」が3曲目に収録。原曲よりもスローテンポに抑えて、より聴かせる楽曲へと生まれ変わっています。特に、松岡さんの表現力が増したところに「今のSOPHIA」を感じさせます。初期の代表曲でもありますが、個人的にはノーマークな楽曲でした。
4曲目:ポトス
ファン投票第一位「ポトス」が4曲目に収録。作品全体を通して成熟さをこの楽曲でも感じさせます。初期のバンドではかわいらしさを前面に押し出したポップな楽曲でしたが、今回の再録では大人なロックの印象も受けました。ミディアムテンポな「SOPHIAの神髄を魅せる一曲」とも言えます。
5曲目: little cloud
1997年発売、4枚目のシングル曲「little cloud」が5曲目に収録。バラードナンバーへ大きくアレンジを変更して収録。6曲目に収録される「街」と併せて、周知度を高めた代表曲でもありますが、壮大な楽曲へと成長を遂げています。再収録の評価はファンによって異なると思います。私は、ロックでポップなナンバーの「little cloud」が大好きなのですが、このアレンジもお気に入りです。ぜひ、作品を手に取って聴いて欲しい一曲です。
6曲目:街
6曲目は、初期の代表曲でもあり、SOPHIAをスターダムに押し上げた出世曲でもある、「街」が収録。当時のアレンジに比べて、余裕を感じさせる雰囲気でバンドの成熟感も伝わります。アルバム「CIRCUS」収録版、のちにシングルカットされた、single version、そして、セルフカバー「15」版に、今回のアルバム「GIRLS and」と、再録されるたびに成長してきた楽曲でもあります。
7曲目:サヨウノヨウナラ(新曲)
7曲目は、新曲「サヨウノヨウナラ」が収録。この曲は、松岡充が作詞作曲を手掛けた疾走感あふれるロックナンバーです。鬱屈した今の世の中にうっぷんを晴らすように歌うボーカルが印象的です。今後のバンドの方向性を占うような1曲になりそうです。この曲も、ぜひ聴いて欲しいです。
ファン投票結果について
今回の『GIRLS and』は、ファンと共に創る30周年作品を目指した企画となっており、1995年10月リリースデビューミニアルバム『BOYS』から、バンド代表曲『街』を収録した1997年4月リリース『little circus』までの初期楽曲から、ファンが選んで投票を行いました。その結果発表が次のようになります。
●『GIRLS and』収録曲投票結果
1位 ポトス
2位 もしも君が迷ったなら
3位 little cloud
4位 ヒマワリ
5位 街
6位 MY SELF
引用:4/2発売『GIRLS and』詳細が明らかに!新ビジュアルも公開! | SOPHIA official web site
全体的に、ミディアムロックナンバーが中心で、初期の名曲たちがラインナップとしてランクインされた印象を受けます。アルバム収録曲から3曲、シングル3曲がランクインする結果にもなりました。今回、再収録されることによって、楽曲とバンドの成長と成熟を実感できたと思います。
さいごに
今回、「BOYS and」に続く、新作アルバム「GIRLS and」の発売に合わせて、『GIRLS and』に収録される楽曲を「独断と偏見」で予想してきました。今回、発売に併せて、実際の収録曲も併せて解説してみました。同時に、このあとに開催れるライブ “Girls kissing the future” and “Dancing in the circus”も楽しみにしたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。又、次の機会があればよろしくお願いします。
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