2025年2月23日、東京ドームでメジャーデビュー35周年記念ツアーのグランドファイナルとなる『35th ANNIVERSARY TOUR ERA TO ERA -THE FINAL EPISODE-LUNATIC TOKYO 2025-黒服限定GIG-』を終えたばかりのLUNASEA。11月には、LUNASEA主催ロックフェス『LUNATIC FEST. 2025』を7年ぶりに開催することを発表しました。
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ライブの終盤には「みんながぶっ飛ぶようなロックナンバーを作る」と新作を作ることを明言したこともあり、ファンとしては期待が膨らむばかりです。
RYUICHIは「俺たちはLUNA SEAを止めちゃいけない。今年は5人で新曲を作ろうかと思う。みんながぶったまげるような新曲を作るよ」と5人でさらなる道を歩んでいくことを誓っていた。
引用サイト:LUNA SEA、14年ぶり東京Dで2日間9万人熱狂…RYUICHI「ぶったまげるような新曲作る」(スポーツ報知) – Yahoo!ニュース
そこで、今回は「LUNASEA」の代表曲や名曲と言われる楽曲以外の「隠れた名曲」を紹介します。隠れた名曲を知ることで多面的にLUNASEAの魅力に迫りたいと思います。
この記事を読んでわかること
- インディーズ時代から最新作までLUNASEAが今まで発表してきた作品がわかります。
- 楽曲を通してメンバーの役割や音楽との向き合い方がわかります。
- LUNASEAの隠れた名曲を知ることで理解が深まります。
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LUNASEAのディスコグラフィについて
活動休止(終幕)期間もあったLUNASEAですが、インディーズ時代にも作品を発表しており、ベスト盤やライブアルバムも含めると数も多く、ラインナップが豊富です。
主に彼らが発表してきた主なアルバムのリストです。
※オリジナルアルバムより
- LUNA SEA (1991)
- IMAGE (1992)
- EDEN (1993)
- MOTHER (1994)
- STYLE (1996)
- SHINE (1998)
- LUNACY (2000)
- A WILL (2013)
- LUV (2017)
- CROSS (2019)
※セルフカバーアルバムより
- LUNA SEA (2011)
- MOTHER(2023)
- STYLE(2023)
その他にも、「ベストアルバム」や「ライブアルバム」、配信限定やライブ会場内限定販売など数多くの作品を発表しているLUNASEA。マニア心をくすぐるラインナップです。
【参考サイト:https://www.lunasea.jp/music/album/live】より
ルナシーの楽曲及びプロデュースはメンバー自身というこだわり
LUNASEAの世界観を彩る楽曲たち。インディーズの頃から作詞、作曲をLUNASEA名義としてきた彼ら。10枚目のオリジナルアルバム「CROSS」では、共同プロデュースとしてスティーブ・リリーホワイト(U2などを手掛ける)を迎えて作成されたが、それまでは、プロデューサーを立てずに自分たちで音楽性を確立してきた。
メインソングライター3人について
LUNASEAには、メインになるソングライターが3名います。3人の音楽性にもふれてみたいと思います。
SUGIZO(G):プログレッシブロックをベースに、ニュー・ウエイブ、パンクからの影響も感じます。又、シャッフルが利いた楽曲やロックンロール、バラード曲も多く、LUNASEAのサウンド面で一翼を担っています。
又、ソロ作品ではラッパーともコラボレーションするなど音楽性が広い楽曲を作曲できることが持ち味です。作曲した主な楽曲として「CHESS」やライブのオープニングを飾ることが多い「LOVELESS」、「誓い文」などを作曲しています。
INORAN(G) :インディーロックをメインに楽曲を作成。決して表だって出てくることはありませんが、LUNASEAの音楽には彼の存在は重いと思います。INORANさんの楽曲のイメージとして、個人的には、RYUICHIのビブラートが効いた高音部分のメロディーが秀逸です。ボーカルを活かす様な曲作りをされている印象を受けます。作曲した主な楽曲として、LUVのオープニングを飾る「Hold You Down」や代表曲「MOTHER」を作曲しています。
J(B) :アメリカンロックで攻撃的な楽曲を担っています。彼がボーカルパートを取る楽曲もありますが、ベースを鳴らしながらシャウトする姿は生粋のロックミュージシャンだと言えます。メロディーセンスもぴか一で、感情を揺さぶる楽曲が多いです。1St.アルバム、LUNASEAから「SHADE」、 代表曲「ROSIER」や王道ロックナンバー「G」など高揚感に突き動かされる楽曲が多いです。
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作詞家としてのRYUICHI
作詞は主にRYUICHIが担当するとされていますが、原曲者が歌詞を持ち込むこともあると言われています。もちろん、ソロ作品でも作詞をされるRYUICHIですが、宗教や神話、ラブソングや宇宙まで幅広い引き出しを持っていると言えます。
ドラムとして音の根幹を支える真矢
作詞、作曲も何曲か取り組んでいる真矢ですが、何と言っても彼の魅力はドラムに対する向き合い方だと思います。「曲楽ごとにほしい音色やトーンって、音作りのときにハッキリとイメージがある」と過去のインタビューで話していますが、直近の作品セルフカバーの「MOTHER」と「STYLE」はドラムの存在感をはっきりと感じます。過去のオリジナル盤と聴き比べてみると面白いと思います。
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LUNASEAの隠れた名曲5選
という訳で、個人的な解釈をはさみながらLUNASEAの楽曲とメンバーを紹介しました。そんな作品の中から隠れた名曲を5曲、選曲していきたいと思います。
尚、独断と偏見に基づい記事を作成していますので、ご意見やお叱りはご遠慮ください(汗)
その①:so tender…
オリジナルアルバム10枚目「CROSS」より、ラストを飾る「so tender…」
INORAN作曲。荘厳であり、壮大な広がりと繊細なパートを絶妙なバランスで構成された楽曲。最後の「冷たい雨に打たれていた」と、突然の終わりに余韻が残ります。
そしてプレイボタンを再度、押して初めから聴いてしまう…というループに陥ります。
【歌詞を読んでみたいなら:LUNA SEA so tender… 歌詞 – 歌ネット】
バンドの道のりを振り返るような意味深とも取れる歌詞の内容にも注目してみました。
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その②:IMITATION
オリジナルアルバム2作目「IMAGE」より、7曲目「IMITATION」
作曲はJ、アルバム終盤にかけての導入となるポップな一曲。個人的な思い出としては『LUNA SEA 10TH ANNIVERSARY GIG [NEVER SOLD OUT] CAPACITY ∞』で、当時は初期の楽曲を演らない印象があったのですが、この曲「IMITATION」が流れた時に「河村隆一が歌うLUNASEA」と、感じました。当時は批判もされていましたが、当時のRYUICHIの歌唱力はもっと評価されても良いと思います。
【「IMITATION」PVを観たいなら:IMITATION LUNA SEA #001】
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その③:Looper
B-SIDEアルバム「SINGLESⅡ」より、Looper
作曲はSUGIZO、導入よりSUGIZOのギターがなり、淡々とドラムのループが心地よい。個人的にはSUGIZOの魅力が詰まった一曲としてお勧めです。
アルバム紹介をしてませんでしたが、カップリング曲を集めた裏ベスト的な作品「SINGLESⅡ」。実力があるバンドやアーティストってカップリング曲に名曲が多いことが挙げられますが、LUNASEAも条件に当てはまります。この作品に収められているすべての楽曲に外れ無し。「シングル曲が無いから~」って、食わず嫌いを言わずに一度はこの作品も聴いてほしいと思います。
【歌詞を読んでみたいなら:LUNA SEA Looper 歌詞 – 歌ネット】
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その④:闇火
オリジナルアルバム9作目「LUV」より、闇火(やみび)
作曲はSUGIZO、INORANのアルペジオより始まり。SUGIZOのバイオリンが闇火への世界観へいざないます。リズム隊に援護されて静と動を繰り返しながら曲は終盤へ。鬼気迫るようなRYUICHIの絶唱に全身の鳥肌と涙腺が崩壊。
ぜひ、ライブ映像を観て圧倒的なRYUICHIのパフォーマンスを感じて欲しいと思います。
【「闇火」ライブ映像が観たいなら:LUNA SEA 闇火 (中日字幕)】
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その⑤:CIVILIZE
オリジナルアルバム4作目「MOTHER」より、CIVILIZE
作曲はSUGIZO、この曲はオリジナル盤で聴いてもセルフカバー盤で聴いてもテンションが上がります。1994年の発売当時、学生時代に聴いた感想として「皆が聴いている流行りの音楽と全然違ってカッコイイ!」と、言った印象を覚えています。
当時は、歌詞を聴いても世界観が遠く、イメージが離れていてぴんとこなかったのですが、今のご時世を踏まえて聴いてみると色々と考えさせられます。
【歌詞を読んでみたいなら:LUNA SEA CIVILIZE 歌詞 – 歌ネット】
特にこの曲は、人生を通して感じかたや印象、歌詞の捉えかたが変わってきた意味で取り上げてみました。
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さいごに
ここまでお読みいただきありがとうございました。「シングル曲が全然入っていない」や、「ライブで盛り上がるあの曲が入っていないじゃないか!」など、感想もあったと思います。
今回、あえてシングル曲やライブで演奏される機会が多い名曲と言える楽曲を選曲から外して検討してみました。書き終えて感じたことは「曲の多様性がスゴイ」の一言に尽きます。
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音楽の専門的な知識がない私ですが、「好きだ!」と言う気持ちだけでここまで書いてきました。このブログでは、1990年代に流行った、いわゆるヴィジュアル系と言われるバンドを中心に取り上げていきたいと思います。
また、他の記事でお会いできるのを楽しみにしております。
【関連記事:黒夢の復活ライブから見る新作は出るのか?について考察してみた】
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