
2025年秋、オール読物2025年9月号で、歴史小説界の巨匠・宮城谷昌光先生の新連載
**『衛青(えいせい)と霍去病(かくきょへい)』**が始まりました。
舞台は紀元前2世紀、前漢・武帝の時代。中国史上でも屈指の名将と名高い二人の生涯を描く壮大な新章です。篤実な女の信念が前漢王朝の繁栄を産んだ。至福の物語が始まります。
この連載を記念して、これまで宮城谷先生が描いてきた**「秦末の動乱」から「漢の時代」を舞台とする作品群**をまとめました。長年にわたり古代中国史を掘り下げてきた筆致が、今ふたたび漢の熱を呼び起こします。

本記事では、宮城谷昌光が描いた秦末・楚漢戦争期から、漢の時代を舞台にした小説の魅力と読み方を整理し、どの作品から手を付ければよいか迷っている読者のために、各作品の特徴・読みやすさ・おすすめ順を紹介します。

歴史ファンだけでなく、「初めて中国史小説に挑戦したい」という人にも役立つガイドになっています♪
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宮城谷昌光作品:秦末~楚漢戦争期の主要ラインナップ

宮城谷昌光が手がけた中国歴史小説のなかでも、秦末から楚漢戦争にかけての作品群は、激動の時代を背景に多彩な人物の生きざまを描いた傑作ぞろいです。
『奇貨居くべし』で秦の滅亡を描いたのち、『劉邦』で漢王朝の創設へと続く流れは、まさに中国統一の精神史。
英雄を描くと同時に、「為政者とは」「徳とは」を問い続ける作風が、読者を時代の奥へ導きます。
ここでは、香乱記・長城のかげ・劉邦など、秦末~楚漢戦争期を舞台にした代表的な作品をピックアップし、それぞれのあらすじ・特徴・読みどころを分かりやすく紹介します。
おすすめ書籍1冊目. 『香乱記(こうらんき)』
『香乱記(一)』は、悪逆苛烈な始皇帝の圧政下を背景に、楚漢戦争を新しい視点から描く歴史巨編の幕開けです。
物語は、天下一の人相見・許負(きょふ)が、斉王の末裔である田儋・田栄・田横の三兄弟を見て「いずれも王となる」と予言する場面から始まります。末弟・**田横(でんおう)**には「七星を捜しあてよ」という謎めいた言葉が残されました。
秦の中央集権体制では王の存在は許されません。始皇帝の身に何が起こるのか、緊張感の中で物語が展開していきます。田横は県令と郡監の罠を逃れ、始皇帝の太子**扶蘇(ふそ)**から厚遇を受けることに。
この第一巻では、秦の始皇帝が崩御するまでの疾風怒濤の展開が描かれます。
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主人公・田横の魅力と視点の斬新さ
本作は、楚漢戦争を有名な劉邦や項羽ではなく、田横の視点から描く歴史長編。この視点の斬新さが高く評価されています。
- 田横は斉を乗っ取った田氏の末裔でありながら、誇りと優しさと強さを併せ持つ人物。
- 「諸葛孔明が仰ぎ見た・・・」という帯のキャッチに恥じない、「ナイスガイ」「男前」と評する読者も多く、爽やかで人を貶めない姿勢が尊敬を集めています。
- 司馬遼太郎『項羽と劉邦』では敵役としてしぶとい印象しかなかった田氏三兄弟が、本作『香乱記(こうらんき)』では有能で気骨ある人物として描かれているのもポイント。

パパ!劉邦や項羽って普通は英雄として描かれるけど、この本では劉邦は嘘つき、項羽は残虐っていう、全然違う姿が描かれてるんだね。どっちの下でも結局民衆は幸せになれない、っていう冷めた視点があって、そこが司馬遼太郎の作品と比べるとすごく面白いね!

宮城谷昌光さんの本って「ハズレがない」って評判なんだ。『香乱記』も活劇っぽくてテンポ良く読めるって声が多いんだ。主人公だけじゃなくて周りの人や情景もしっかり描かれてて、人物が立体的に浮かんでくる感じ。全4巻で完結してて、大団円ってわけじゃないけど、読み終わるとちゃんと納得できる結末が待っているよ。
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おすすめ書籍2冊目.『長城のかげ』
『長城のかげ』は、漢の始祖・劉邦の勃興から崩御後までを、彼を取り巻く人々の視点で綴った連作集です。
有名な劉邦を「怠け者で口八丁」な男として描きつつ、天下の覇者へと成り上がる過程を、友人・臣下・学者・息子など多彩な視点から浮かび上がらせています。
本作の中心テーマは「劉邦にかげのように寄り添った男女たち」。敵・臣下・学者・子どもといった多様な視点で、劉邦像を多面的に表現しています。
連作短編形式なので、一話ずつ読み進めても、全体を通して読んでも楽しめる構成になっています。
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短編ごとのあらすじ
一話目、「逃げる」では、将軍から逃亡者へと転落する季布の心情を通して、垓下から南へ逃げる項羽の姿が描かれ、戦乱の裏で揺れ動く忠義と誇りが胸に迫ります。
続く二作目、「長城のかげ」では、劉邦と同じ日に生まれた幼馴染の盧綰が主人公となり、謀反の疑いをかけられながらも劉邦を信じ続ける、そのいじらしい心情が印象的です。
三作目、「石径の果て」では、劉邦の崩御後に陸賈が弁舌を駆使して陳平と周勃を結託させる政治的駆け引きがスリリングに展開されます。
四作目、「風の消長」では、劉邦と曹氏の子である劉肥の視点から父を見つめ直す、親子ドラマのような一編が描かれます。
そして最後の「満天の星」では、儒者の叔孫通を主人公に据え、波乱万丈な人生を凝縮した、短編ながら重厚な読み応えをもつ作品に仕上がっています。

『長城のかげ』は、友人や儒者、敵、息子など5人の視点から劉邦を描いていて、その多角的な人物像が浮かび上がってくるところが面白いよね。歴史の有名人だけでなく同じ時代を生きた人たちのドラマも感じられて、感情移入する読者も多いんだよ。基本知識がなくても楽しめるけれど、背景や人物を知っているともっと深く味わえるよ。「満天の星」だけは少し難しめという声もあるけれど、それも本作の魅力のひとつかもしれないね♬
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おすすめ書籍3冊目.『劉邦』
作家生活25周年記念作品として刊行された『劉邦(上)』は、中国史を代表する名君・劉邦の生涯を描いた長編小説の序章です。
秦末の混乱期、のちに漢王朝を築く男がどのようにして立ち上がったのか——その始まりを、圧倒的な筆力で綴った本作について、あらすじと読後感をまとめます。
本作は、秦末の混乱期における劉邦の挙兵から、天下を分ける最強のライバル・項羽との決戦へと至る壮大な物語の「序章」です。
劉邦は、酒好き・女好きという人間臭い一面を持ちながら、元は泗水亭長という地方役人に過ぎません。47歳まで各地を流浪していた彼が、やがて中国全土を治める帝王となるまでの過程が、本作の最大の見どころです。
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劉邦像の新しさ
『劉邦(上)』は、一介の地方役人だった男が、いかにして歴史を動かす人物となったかを描く、宮城谷昌光氏渾身の歴史長編の序章です。
豊富な資料を基にした新しい劉邦像、人間ドラマ、政治の駆け引きなど、読みどころは尽きません。読者の感想として、
- 本作のテーマは「天下人の器とは――一人の男の信念に、綺羅星のごとき才が集結す」。
- 著者の宮城谷昌光さん自身、「劉邦がこれほどおもしろい男とは思わなかった」と語っており、従来のイメージとは異なる人物像が描かれています。
- これまでボンクラだった男が、次第にヒーローとして成長していく展開に驚きつつも「宮城谷らしさ」を感じたという声が多く見られます。
- 「人が人を識る不思議さ」というテーマが際立ち、呂公が劉邦を見抜く場面に感動したという感想もあります。

司馬遼太郎さんや横山光輝さんの『項羽と劉邦』とは違って、作品の解釈を補い合ったりして楽しめるっていうところが魅力なんだ。宮城谷さんの『長城のかげ』や『香乱記』なんかでは劉邦がちょっと小さく描かれていたから、そのイメージとのギャップが新鮮だって感じるよ。
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おすすめ書籍4冊目.『奇貨居くべし(春風篇~)』
中国戦国時代を舞台に、商人から宰相へとのし上がった呂不韋の生涯を描く歴史大河小説『奇貨居くべし』。
累計100万部を突破し、「中国歴史小説の金字塔」と評される本作は、宮城谷昌光氏の代表作のひとつです。今回はシリーズ第1巻『春風篇』のあらすじと読者の感想をまとめてご紹介します。
『奇貨居くべし』は全5巻で構成され、秦の始皇帝の父ともいわれる呂不韋(ろふい)の生涯を壮大に描きます。
- 第2巻『火雲篇』:和氏の璧を守り抜いた後、捕らわれて秦の輜重兵として各地を転戦し、荀子・孟嘗君らの教えを受ける。
- 第3巻『黄河篇』:戦火の中から慈光苑の人々を救出し、商人として立つ決意を固める。
- 第4巻『飛翔篇』:「奇貨」と見込んだ安国君の公子・異人(いじん)を擁立するため奔走。
- 第5巻『天命篇』:民意が反映される政体を求め続けるが、子楚・荘襄王の訃報により物語は終幕を迎える。
一商人から宰相へ。呂不韋が乱世で築いた「信用」という目に見えない財産や、彼の政治哲学がどのように形成されていったかをたどれるのが本シリーズの大きな魅力です。
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歴史的人物との出会い
藺相如との出会いや「和氏の璧」をめぐる駆け引き、怒髪上りて冠を衝くエピソードなど、戦国時代の外交と胆力がリアルに伝わってきます。
今後の巻で登場が期待される黄歇(春申君)、孟嘗君、廉頗将軍などの名前にもワクワクする声が多数。

作中の言葉には、人生や成功に対する深い洞察が散りばめられているんだ。
「偉人とは苦難のかたまりのようなものだ。偉人になりたいと望むことは、天に、死ぬほどの苦難をくださいとねだることだ。」
「信用という目にはみえぬものを蓄え、それを財産にする、という認識がある。」
こうした一節が、現代を生きる私たちにも響くところが宮城谷作品の魅力なんだ。

パパ!SNSなどでの感想には「#アツい」「#エモい」「#癒やされる」といったタグも見られるよ。歴史小説でありながら、現代的な感情の琴線に触れる作品なんだね。
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おすすめ書籍5冊目.『青雲はるかに』
『青雲はるかに〈上〉』(集英社文庫)は、後に「秦の名宰相」と呼ばれる范雎(はんしょ)の若き日々を、戦国時代後期の雄大なスケールで描いた歴史小説です。楚漢戦争そのものではないものの、秦の終末期を理解する文脈作品として併読に適しています。
舞台は中国・戦国時代後期。貧しい家に生まれた三男・范雎は、学問を身につけ、諸国を巡る旅に出ます。旅の途中で出逢うのが、謎めいた佳人・原声(げんせい)。
やがて故国・魏で仕官しますが、斉で襄王に謁見したことから主人に誤解され、極刑を受けるという過酷な運命に巻き込まれます。
奇跡的に一命を取り留めた范雎は、復讐を誓いながら世間から身を隠し、長い雌伏の時代を耐え忍びます。
上巻では、後に「秦の名宰相」となる范雎の、苦難に満ちた青春期が力強く、情感豊かに描かれています。
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この本ってね、范雎の「がまんの時代」がメインになってるんだよ。もう、その過酷さが「え、ここまでひどいことされるの!?」ってびっくりしちゃうくらいで…。でもさ、その屈辱とか苦労を乗り越えたからこそ、彼は歴史に名前が残るくらいの人物に成長できたんだなぁって感じるんだよね。

「苦難は天の愛情の前ぶれ」という視点も印象的だよね。若き日の范雎は人を許容する心を持てなかったけれど、恥辱や試練を経て鍛えられた心胆こそ、彼の真の強さと言えるんだ。復讐心を胸に潜伏する姿も描かれているけれど、物語全体は不思議と重苦しくならず、淡々とした筆致で希望を感じさせるところが本作の魅力なんだ。
おすすめ書籍6冊目.『楚漢名臣列伝』
『楚漢名臣列伝』は、宮城谷昌光氏による「名臣列伝シリーズ」の第3弾にあたります。春秋・戦国に続き、秦末から楚漢戦争へと舞台を移し、群雄割拠の時代に光を当てています。
ジャンルとしては小説・文芸に属し、特にノンフィクションの人物評伝に近い作品です。物語調というより、丹念に事跡を追いながら人物像を概観していく列伝形式で、短編小説集のように一人ずつ読めるのが特徴です。
本書で描かれるのは以下の10名です
- 張良
- 笵増
- 陳余
- 章邯
- 蕭何
- 田横
- 夏侯嬰
- 曹参
- 陳平
- 周渤
楚漢戦争を彩った異才たちが、ひとりひとり丁寧に描かれることで、時代全体のダイナミズムが浮かび上がります。
著者の視点とテーマ
各列伝を読み進めるうちに、彼らを取り巻く人々やエピソードを通して、著者の劉邦像がくっきりと見えてくるのも本書の特徴です。特に蕭何が劉邦をどう見ていたかが斬新だと評されます。
取り上げられている名臣10名のうち6人が漢に仕えた人物であり、これもまた「有能な人材が集まったからこそ、放蕩無頼な劉邦が天下を取れたのではないか」という著者の視点を示唆しています。

『項羽と劉邦』で名前だけ知っていた名臣たちをここまで深く掘り下げていて面白いって、意見や長編のイメージが強い宮城谷昌光さんが短編・列伝形式でも冴えを見せているのがいいと評価があったんだ。

楚漢戦争が8年という短い出来事だから、同じ場面が何度も出てきてちょっと飽きる瞬間があったって意見もあったよ。、韓信が10人に入っていないのは著者の評価なのかなと疑問に思う人もいたみたい。
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おすすめ書籍7冊目.『張良』
張良は、代々韓(戦国七雄の一つ)の宰相を務めた家系に生まれましたが、秦によって祖国が滅ぼされ、弟も殺されてしまいます。この経験が彼の人生を決定づけ、秦への復讐と韓の再興を誓うことになります。
若いころ、橋の下で老人の靴を拾う有名な逸話(太公望の兵法書を授けられたという話)は、歌舞伎でも知られる張良の象徴的エピソードです。
張良は富豪の賓客である人相見から「王佐の器」と評され、多くの食客と情報網を駆使して反秦活動に身を投じます。
秦の始皇帝暗殺未遂事件への参加や、風を読む方士の助言を得て劉邦に出会い、その覇業を助ける軍略を授けていく過程が描かれます。
秦による六カ国併合の経緯や、楚漢戦争に至る素地も簡潔に触れられ、鴻門の会で項伯を匿った経緯など、張良の知られざる活躍が随所に盛り込まれています。

宮城谷さんの“読ませる中国史”の真骨頂って感じで面白すぎて一気読みしたって声も多かったよ。張良はイケメンで鋭い勘と人を見る目に長けた真っ直ぐな人物として描かれていて、彼の目線から劉邦の決断力や行動の速さ、公平さがよく分かるのが本書『張良』の魅力なんだ。

張良についての具体的な伝記が少ないせいか、後半は小説というより史実の追跡っぽくてアッサリ感じたって声もあったよ。有名な鴻門の会のシーンが淡白だったって指摘もあって、楚漢戦争の素地がないと淡白に感じることもあるから先に『劉邦』を読んだほうがいいって勧める人もいたんだ。あと、秦の六カ国併合の記述があるから連載中の『キングダム』を読んでる人にはネタバレになるかも。
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おすすめ書籍8冊目.『公孫龍』
宮城谷昌光氏の長編シリーズ『公孫龍 』(全四巻)は、中国春秋戦国時代末期を舞台に、周王朝の末裔でありながら商人として乱世を生き抜いた公孫龍の鮮烈な生涯を描いた作品です。
主人公・公孫龍は、**周王朝の末裔(公子)**という高貴な出自を隠しながら、商人として諸侯のブレーンとなり活躍してきた人物です。
西の大国・秦が力を増し、徳よりも力が支配する時代が近づく中で、彼の青年期は終わりを告げ、物語は最終局面を迎えます。
公孫龍は、実在の詭弁家「公孫龍子」ではなく、宮城谷氏が「戦国の四君」を描く過程で創造したほぼオリジナルの主人公です。
周の公子という設定や商人としての顔を持つキャラクターは、平原君を描くつもりで生まれた架空の人物像でもあり、著者にとっても新境地となっています。

読者さんの声として、周の公子なのに商人として活躍する公孫龍(王子陵)が優秀で賢くて新しい運命を切り開く姿がポジティブで面白いって好評みたい。『完璧』とか『刎頸の交わり』『漁夫の利』みたいな語源エピソードが織り込まれてて、物語を楽しみながら歴史の豆知識も得られるのがいいって評価だよ。

めでたし、めでたしでは終わらぬのが歴史の常なんだ。最後に登場したのは、公孫龍と同じ商人でもある「呂不韋」で、始皇帝の実父ともいわれているんだ。「後継者」にバトンタッチして、公孫龍は静かに去っていった。世代は交替し、来たるべき始皇帝の圧政を暗示しつつ、次の時代が始まるんだ。
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宮城谷昌光と“漢の時代”の魅力

秦の滅亡から始まり、漢の建国、そして後漢の再興へ――。
作家・宮城谷昌光さんは、長い中国史の中でもとりわけ「漢の時代」を愛し、その興亡のドラマを何度も描いてきました。
政治の理想と現実、人の誠と欲、そして徳によって国家を導こうとする人々の姿。宮城谷作品の中で“漢”は、まさに人間の知と情がせめぎ合う舞台です。

今回、新連載『衛青(えいせい)と霍去病(かくきょへい)』が始まり、あらためて漢という時代に注目が集まっています。

次の記事では、この新作の世界につながる**「漢の時代」を描いた宮城谷昌光の代表作6選**を紹介します。
おすすめ書籍9冊目.『花の歳月』
宮城谷昌光さんの短編小説『花の歳月』は、中国・漢の時代を舞台に、貧しさの中に咲く品格と清らかな心を描いた名作です。
「老子の思想を敷衍した」と評される本作は、静かな筆致の中に力強さと感動が宿る作品として、多くの読者に愛されています。
河北に訪れた春と竇猗房の運命
物語の舞台は、漢の時代。河北(かほく)の地に遅い春が訪れる頃、貧しいながらも名家である竇(とう)家の娘、竇猗房(とういぼう)が主人公として登場します。彼女は清らかで教養深く、貧しさの中でも気品を失わない女性です。
猗房は、長老の推挙により宮廷に仕えることとなります。しかし、そこは呂太后(りょたいごう)が恐怖と権勢で支配する厳しい世界でした。
彼女の弟・広国(こうこく)の運命もまた、政治の渦に巻き込まれていきます。
呂太后の命により、猗房は北方の代国(だいこく)の王・恒(こう)のもとに贈られます。やがて呂太后が亡くなり、栄華を誇った呂氏一族は滅亡。代王恒は即位して文帝となり、猗房はついに皇后の座へと上り詰めます。

この展開は、まさに中国版シンデレラ・ストーリー。静謐な筆致の中に、運命に翻弄されながらも気高く生きる女性の姿が描かれているんだ。

パパ!『花の歳月』は、「初めて読んで衝撃を受けた」「短いけど傑作」と感じる人が多くて、宮城谷さんの作品を人にすすめるならまずこれ!って言われるくらい、入門編として人気の一冊なんだよね。宮城谷先生が自分で選んだ短編集『桃中図~自選短編集~』にも『花の歳月』は掲載されたんだ~♬
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おすすめ書籍10冊目.『草原の風』
宮城谷昌光さんの代表作の一つ『草原の風』は、中国の後漢王朝を創始した光武帝・劉秀(りゅうしゅう)の生涯を描いた歴史長編です。
全三巻から成るこの物語は、戦乱の世を背景にしながらも、剣や権力ではなく「人の心の力」で天下を統べた一人の人物を、静かな筆致で描き出しています。
読後には、春の草原を渡るような、やわらかい風の余韻が残ります。
物語のあらすじ
劉秀は高祖・劉邦の子孫でありながら、父を早くに亡くし、叔父のもとで農業に従事する日々を送っていました。
田畑を耕し、土と共に生きる青年──それが後に天下を治める皇帝になるとは、誰も想像しなかったことでしょう。
やがて都・常安に留学した劉秀は、「尚書」を学びながら、多くの人々との出会いを通して心を磨いていきます。
その清らかな性格とまっすぐな信念が、後に彼を大きな運命へと導きます。
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劉秀の魅力は、力ではなく人の心を動かすところにあるんだ。農業を通して庶民と親しみ、商いを通じて人情を学んだ彼は、どんな立場にあっても人の痛みに寄り添うことを忘れなかったんだよ。

戦乱を経て妻・陰麗華(いんれいか)と再会する場面や、従僕・伋(きゅう)が思い出を語るシーンが印象的だよね。「涙なしには読めなかった」という読者も多くて、作品全体を通して“人を信じる力”を教えてくれているよね。
おすすめ書籍11冊目.『馬上の星~小説・馬援伝~』
宮城谷昌光の歴史小説『馬上の星』は、中国後漢の名将・馬援(ばえん)を主人公にした長編小説です。舞台は王莽の新政権が揺らぎ、劉秀(後の光武帝)が天下を統一していく激動の時代。
しかし本作の魅力は、戦乱そのものではなく――むしろ「戦わない時期」にあります。作者は、誰も知らなかった馬援の若き日、家族や民、そして馬と共に生きた牧畜の時代を丁寧に描き出します。
物語のあらすじ:牧場の主から皇帝の臣へ
馬援は茂陵の名家に生まれながらも、兄たちが官に就くなか、家を継ぎ、馬を育て、田を耕す生活を送ります。
やがて家族の死や心の孤独を経て、北地へ移住し、牧場を経営。富を築きながらも、それを仲間たちに分け与える公正さで人々の信を得ました。
「富を独り占めせず、皆で生きる」
――この一点に、馬援という人間の根が見えます。
やがて王莽政権が乱れ、各地で反乱が起こるなか、彼は40代でついに劉秀に仕えることを決意します。
このときの彼の名言が、物語の軸となります。
「今の世は、君が臣を選ぶばかりではない。臣もまた、君を選ぶのだ。」
この一言に、彼の人生哲学――「仕える相手は、自ら選ぶ」という誇りと責任が凝縮されています。

この作品のいちばんの特徴はね、馬援の**若いころ(前半生)**にしっかり焦点を当てているところなんだ。同じ時代を描いた『呉漢』とか『草原の風』と比べても、『馬上の星』はちょっと視点が違っていて、劉秀(光武帝)を外側から見た物語になってるんだよ。だからこそ、劉秀という人物のすごさがより浮かび上がるんだよね。

パパ、この時代は、史料が少ない時代なのに、宮城谷さんは自分の想像力と倫理観を頼りに、空白を埋めるように物語を紡いでいくところがすごいよね。その静かで落ち着いた語り口――まさにこれが、宮城谷作品らしさの真骨頂だと思うよ。
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おすすめ書籍12冊目.『呉漢』
『呉漢』は、宮城谷昌光氏が描く「後漢創業の英雄譚」。『三国志』よりも二百年さかのぼる時代、王莽の圧政に苦しむ人々の中から、のちに光武帝となる劉秀を支えた男・呉漢の生涯が静かに、しかし力強く描かれます。
豪胆でも華やかでもない――それでも「信頼」で道を切り拓いた一人の男の物語です。
舞台とテーマ
物語の舞台は、前漢から後漢へと移り変わる激動の時代。新の王莽による圧政のもとで人々が新たな秩序を求める中、劉秀とその仲間たちが立ち上がります。
本作の主人公・呉漢は、劉秀の生涯の友にして、大司馬という最高の地位にまで登りつめた実在の人物です。
呉漢はもともと貧しい農家の出身。食客の罪をきっかけに故郷を離れ、放浪の末にさまざまな人と出会いながら成長していきます。
とりわけ、作中オリジナルの人物「祁登」との師弟関係は、呉漢の精神的な骨格を形づくる重要な要素です。
やがて彼は劉秀の軍に身を投じ、十四年にわたる戦乱の中でその才と誠実さを発揮していきます。
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呉漢のすごいところって、戦の強さよりも「人に信頼される力」にあるんだ。
彼自身は、出世したいとか名を上げたいなんて全然思ってなくて、ただ目の前のことをまっすぐにやり続けただけ。
それなのに、気づけば人がどんどん彼のまわりに集まってきて、やがて劉秀からもいちばん信頼される存在になっていく――その流れが、この作品でいちばん胸を打つところなんだよ。

この作品には、人生訓としても響く良い言葉が多く散りばめられているのも魅力だよね。いくつか紹介するね!
- 「ほんとうに恥ずかしいのは、過失を知りながら、そのままにしておくことです」
- 「単純な悪は善になおしやすいが、偽善はどうにもならず、赦しがたい」
- 「敬愛をむければ親和がかえってくるし、憎悪をむければ険陂がかえってくる」
- 「この世には疑って得るものは何もない」
これらの言葉が、呉漢という人物の“生き方の核”を支えているんだね。
おすすめ書籍13冊目.『三国志名臣列伝 後漢篇』
宮城谷昌光氏による『三国志名臣列伝 後漢篇』(文春文庫)は、いわゆる“英雄譚としての三国志”とはまったく違う角度から描かれる、静かで気高い「人の物語」です。
2020年12月に電子版が配信された本作は、2018年刊行の単行本を底本とした短編集で、後漢末期を舞台に7人の名臣の生き様を描いています。
物語の背景となるのは、黄巾の乱(184年)以後の乱世。国家の根幹が揺らぐ中でも、彼らは「孝心」や「徳」を重んじる精神世界の中で、自らの信義を貫こうとします。
宮城谷作品の特徴である「心の清さ」や「人間の誠実さ」への信頼が、ここでも見事に息づいています。
七人の名臣、それぞれの光と影
収録されているのは以下の七篇。どの人物も“三国志演義”では脇役に過ぎませんが、本作ではその一人ひとりが血の通った人間として描かれます。
| 登場人物 | 立場・特徴 |
|---|---|
| 何進 | 宮廷政治の渦中にいた大将軍。愚将ではなく、人望ある人物として再評価される。 |
| 朱儁 | 黄巾の乱を鎮圧した名将。誠実で実直な人柄が光る。 |
| 王允 | 貂蝉伝説では語られない、政治家としての葛藤と理想を描く。 |
| 盧植 | 劉備の師として知られるが、学問と信義の人として描かれる。 |
| 孔融 | 言論人としての自由と誇りを貫く姿が印象的。 |
| 皇甫嵩 | 勝利を重ねながらも報われぬ武人の悲哀。 |
| 荀彧 | 曹操に仕えながら、後漢への忠誠を貫いた「陰徳の人」。 |

本作の掉尾を飾る「荀彧」は特に深い印象を残すんだ。曹操から「空の器」を贈られたという逸話を、作者はこう読み解くんだよ。
「空の器を王朝であるとみれば、あなたはそれを抱えて死ぬがよい。」
この解釈によって、荀彧は単なる曹操の部下ではなく、滅びゆく後漢の理想を最後まで抱きしめた忠臣として描かれているんだ。歴史を“善悪”や“勝敗”ではなく、 “信義”という軸で見つめる宮城谷文学の真髄がここにはあるんだよね。

三国志は奥が深いよね。特に『三国志名臣列伝 後漢篇』は、宮城谷三国志の「正史×人間ドラマ」の世界を味わう――そんな入口としても最適な一冊だよね。
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おすすめ書籍14冊目.『三国志』
宮城谷昌光氏による『三国志』シリーズは、「現代日本の三国志決定版」と呼ばれるほどの大作です。一般的な三国志とは一線を画し、後漢王朝の崩壊から始まる“人間の歴史”を丁寧に描くことで、多くの読者を惹きつけています。
『三国志 第一巻』の出発点──「英雄たちが生まれる前」から物語が動き出す
本作の特徴は、誰もが知る劉備・曹操・孫権たちが登場する前から始まる点にあります。
物語の幕開けは建武元年(西暦25年)、後漢の成立時。宦官と外戚の権力闘争、天災の頻発、そして政治の腐敗…。
宮城谷版『三国志』は、この混沌の中から人々がどう信義を保ち、生き抜こうとしたかを描いていきます。
特に印象的なのが、序章にあたる**曹操の祖父・曹騰(そうとう)**の登場。彼は皇帝の側近でありながら、誠実と知恵をもって乱世を渡り歩いた人物です。
「英雄を生んだ家」の始まりを描くことで、後に続く曹操の人格の源流を感じさせます。
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レビューでは、「曹操も劉備も出ないのに面白い」「後漢の空気感がリアル」との声が多く見られたんだ。第一巻はあくまで序章に過ぎないけれど、そこには後の英雄たちの思想的土壌がすでに芽吹いているんだよ。

この第一巻は、まさに「三国志」という深淵への入口。後漢末期の中国を知る上で、宮城谷昌光『三国志』シリーズから読み始めても良いかもね!
作品比較:どれから読むか迷っている人へ

宮城谷昌光の小説は、同じ秦末~楚漢戦争期を扱っていても、作品ごとにカバーする時代や視点、物語のテンポが異なります。
初めて読む人にとっては「どれから手に取ればいいのか」迷うことも多いでしょう。ここでは、それぞれの作品を時代・主人公タイプ・読みやすさ・テーマ性などの軸で整理し、比較しながら選びやすくするためのヒントをまとめました。
秦末期~前漢創設までの作品・読む順番リスト
| 作品名 | 時代・カバー範囲 | 主人公タイプ | 読みやすさ | おすすめポイント |
|---|---|---|---|---|
| 長城のかげ | 秦末前後 | 多様な人物(短篇集) | 初級 | 短篇集で時代の雰囲気をつかむ入門編 |
| 劉邦 | 楚漢戦争期 | 劉邦本人 | 中級 | リーダー像や人材活用に興味がある人向け |
| 香乱記 | 秦末〜楚漢戦争全体 | 群像劇 | 中〜上級 | 楚漢戦争全体を多角的に読む群像劇 |
| 奇貨置くべし | 秦帝国成立前夜 | 呂不韋 | 中〜上級 | 秦末の背景をより深く知りたい人向け |
| 青雲はるかに | 戦国末期〜秦前夜 | 群像劇 | 中級 | 戦国末期から流れを押さえたい人向け |
| 張良 | 韓滅亡〜楚漢戦争 | 張良(軍師) | 中級 | 劉邦を支えた軍師の視点から乱世を読む |
| 公孫龍(シリーズ) | 春秋戦国末期 | 架空の主人公(周の公子・商人) | 中〜上級 | 架空の主人公で戦国末期を通史的に読む長編シリーズ |
| 楚漢名臣列伝 | 秦末〜楚漢戦争 | 名臣10人(列伝形式) | 初〜中級 | 項羽・劉邦を支えた名臣たちを人物ごとに掘り下げる副読本的作品 |

初めて読むなら、まずは短篇集とか人物に焦点を当てた作品が入りやすいよ。たとえば『長城のかげ』や『楚漢名臣列伝』から入るのがおすすめかな。もっと背景を知りたいなって思ったら、『奇貨置くべし』や『青雲はるかに』を合わせて読むと、流れがつかみやすくなるよ。

宮城谷先生が書いた秦末~楚漢戦争を扱った本の大本命は『劉邦』かな。次の時代の天下人を描いたという意味では、読むべき一冊だよね。
前漢~後漢・後漢末期の時代までの作品・読む順番リスト
宮城谷昌光さんの作品の中でも、「漢の時代」を描いた物語は、人間の理想と現実がもっとも鮮やかに交錯する舞台です。
前漢の栄華から後漢の再興、そして三国の動乱へ──。その流れを追うように読むことで、王朝の盛衰とともに、人の徳と志の変遷を立体的に味わうことができます。
| 順番 | 作品名 | 時代区分 | 主な登場人物・テーマ | 読み順の理由 |
|---|---|---|---|---|
| ① | 花の歳月 | 前漢中期(景帝~武帝) | 宮廷政治・外戚・文化の成熟 | 前漢が最も安定していた時代を描き、のちの「衰退」と対比できる。宮城谷流・漢世界の導入に最適。 |
| ② | 草原の風 | 後漢初期(光武帝・劉秀) | 王朝再建・理想国家の再生 | 滅びた漢がいかに再興されたかを描く大河。理想と徳治を理解する軸となる。 |
| ③ | 馬上の星~小説・馬援伝~ | 後漢初期(草原の風と同時期) | 名将・馬援の生涯、忠義と誠実の象徴 | 「草原の風」と同時代の延長線。徳による政治がどう変質していくかを示す。 |
| ④ | 呉漢 | 後漢初期(草原の風と同時期) | 光武帝を支えた将軍の忠義と苦悩 | 「草原の風」と対になる視点。英雄の陰に生きた“支える者”の物語。 |
| ⑤ | 三国志名臣列伝 後漢篇 | 後漢末期 | 曹操・劉備以前の群雄・名臣たち | 徳が失われ、乱世が訪れる過程を“人”を通して描く。『三国志』への橋渡し的作品。 |
| ⑥ | 三国志(シリーズ) | 後漢末~三国時代 | 曹操・劉備・孫権ほか | 徳と野望が交錯する群像劇。宮城谷流“人間の三国志”の集大成。 |

前漢~後漢・後漢末期の時代までの作品を読む中で、入り口となる『花の歳月』は一番最初に読むべき本としてもおススメな一冊だよね。

後漢末期~三国志の時代の話は、膨大な数の本が出ているので、他の著書とは切り離して読んでも楽しめると思います。
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結論:あなたに合う一冊から始めよう

宮城谷昌光の歴史小説は、史実をなぞるだけでなく、権力者も庶民も含めた人間の内面と運命を深く掘り下げます。
特に秦末~楚漢戦争期の作品は、現代にも響く「リーダーのあり方」「組織・人材の動かし方」「権力の光と影」といった普遍的テーマを含み、歴史小説を超えた読書体験を与えてくれます。
初めて読む人へのおすすめ順
1.長城のかげ
短篇集なので一人一人のエピソードが短く、時代の空気をつかみやすい入門編。
2.楚漢名臣列伝
項羽・劉邦を支えた名臣たちの列伝形式。人物ごとに短くまとまっているので、歴史人物の相関をざっと押さえたい人にぴったり。
3.劉邦
リーダー像に興味がある人向け。劉邦本人を主役に楚漢戦争を追えるので、歴史の流れが見えやすい。
4.張良
劉邦を戦略面から支えた軍師・張良の視点で乱世を読む。劉邦像の裏側を知りたい人におすすめ。
5.香乱記
楚漢戦争全体を群像劇で読む大作。人物や出来事のつながりが見えてきた段階で読むと、より深く楽しめます。
6.奇貨置くべし
秦帝国成立前夜の呂不韋を描く長編。楚漢戦争の背景を知るのに最適。
7.青雲はるかに
戦国末期から秦前夜への流れを押さえる作品。歴史の長い流れを知りたい人に。
8.公孫龍(シリーズ)
春秋戦国末期を、著者オリジナルの主人公の視点で通史的に読む長編。宮城谷昌光ワールドに浸りたい人の最終ステップに。

宮城谷昌光先生が描く壮大な中国史の世界を、ぜひ自分に合う一冊から体験してみてください。司馬遼太郎の『項羽と劉邦』や『三国志』は、横山光輝の漫画版と併せて読むと、いつもと違う視点から名臣たちを見られて面白いと思います。

本記事は、『国内最大級の総合電子書籍ストア ブックライブ』を参考に作成しました。気になる作品は電子書籍でもチェックしてみてくださいね!
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