GLAYが4月23日にリリースするデビュー30周年記念ベストアルバム、『DRIVE 1993~2009 -GLAY complete BEST』、『DRIVE 2010~2026 -GLAY complete BEST』の2タイトルより、収録内容の一部が解禁されました(2025年4月9日現在)。今回、リミックスや新録以外の楽曲は全て投票順位で決定していることが発表されており、Disc.1のM1が投票第1位となります。現在も、各GLAYオフィシャルSNSやYouTubeで上位曲もランキング発表されており発売に向けて大いに盛り上がっています。
今回、解禁された、『DRIVE 1993~2009 -GLAY complete BEST』Disc.2 に収録される14曲の楽曲に併せて、GLAYの活動を振り返りながら収録されるシングル曲を中心に楽曲を紹介していきます。
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『DRIVE 1993~2009 -GLAY complete BEST』シングル曲収録について
『DRIVE 1993~2009 -GLAY complete BEST』の収録される楽曲から『シングル曲』にスポットをあてて紹介していきたいと思います。下記の収録される楽曲のうち、14曲中8曲が『シングル曲』となっています。※黄色アンダーマーカーがシングル曲になります。
1.MIRROR
2.軌跡の果て
3.BE WITH YOU(15thシングル曲1998年作品)
4.ずっと2人で・・・(5thシングル曲1995年作品)
5.SPECIAL THANKS(20thシングル曲2000年作品)
6.STREET LIFE(28thシングル曲2003年作品)
7.Missing You(21thシングル曲2000年作品)
8.誘惑(13thシングル曲1998年作品)
9.生きがい
10.彼女の”Modern・・・”(3thシングル曲1994年作品)
11.LAYLA (『G4』2006年作品)
12.月に祈る
13.ANSWER (再録ver:GLAY feat. KYOSUKE HIMURO名義のシングル曲2006年作品)
14.千ノナイフガ胸ヲ刺ス(1993年ver)
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M3:BE WITH YOU(15thシングル)
90年代当時、『誘惑』と『SOULLOVE』同時発売によって、GLAYがお茶の間に知れ渡ったことを実感として覚えています。畳みかけるように名曲を世に送り出すバンドとしても勢いになっていた時期だと思います。リーダーで作曲者のTAKUROさんも、当時「自身の最高傑作」と語っていたそうです。これまでに、4枚のアルバムに収録され、5thアルバム『HEAVY GAUGE』(この作品が個人的には一番好きです)に収録されています。
オリコンチャートとして、週間1位(2週連続)を記録しており、ミリオンセラーになっています。前作の『DRIVE-GLAY complete BEST』にも収録されており、ファンから愛されている楽曲とも言えます。
『BE WITH YOU』は、GLAYのラブソングの中でも特に等身大の魅力を感じさせる楽曲です。イントロなしでサビから始まる構成が印象的で、シンプルながらも深い感情を伝えるアレンジが特徴です。ニューヨークで撮影されたとのことですが、全編モノクロの風景で構成されておりGLAYの曲とマッチしています。また、ニューヨークのストリートでバンドセットを組んで演奏するシーンが文句なくカッコイイ!98年作品を今観てもテンションが上がります。愛の力強さと優しさが融合した一曲だと言えます。
【『BE WITH YOU』のPVを観るなら:GLAY / BE WITH YOU】
M4:ずっと2人で・・・(5thシングル)
もう、有名な話なので繰り返すのも気恥ずかしいのですが、この曲は、TERUの姉が結婚する際に、TAKUROが作ったウェディングソングとして作成された曲として周知されています。
ピアノのイントロ曲から始まり、耳に残る美しいメロディーラインと歌詞の相性がよくて聴き入ってしまいます。ギターのソロが感動を誘い終盤に向けて盛り上がりる曲調です。愛し合う二人が共に成長し、はぐくむ愛情がストレートに表現されており、グッとくる歌詞です。「ずっと2人で生きていこう、幸せになれるように」というフレーズからも結婚式でも人気の曲です。実際に、GLAYファン友人の結婚式に参列した時にこの曲が流れていたことを思い出します。
作成された時期は、意外に古くインディーズ時代には存在していたが、歌詞が忘れ去られていたことから、今とは別の歌詞で歌っていた時代もあったとか。何度か歌詞の変更を経て今の曲に落ち着いたと言う逸話も残っています。
1995年、5thシングル曲として、としてリリースされた後は長年愛される、GLAY代表曲へと成長していきました。メジャーデビューアルバム『SPEED POP』に収録され、初のベストアルバム『REVIEW-BEST OF GLAY』にも収録。GLAYの集大成としてベスト盤が発表されるたびに、この曲『ずっと2人で…』も収録されてきました。今回もランキング入りしたことから、長年ファンに大切にされていることがわかります。
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M6: STREET LIFE(28thシングル)
『BEAUTIFUL DREAMER/STREET LIFE』(ビューティフル・ドリーマー/ストリート・ライフ)は、両A面シングルとして発売され、通算28作目の作品になります。
00年代のGLAYは、勢いとして90年代より後退した印象を受けますが、この曲はロックバラードチューンとして、文句なしの良曲とも言えます。『BEAUTIFUL DREAMER』が「動」だとしたら、『STREET LIFE』は「静」の位置づけでしょうか。大さびのメロディーに対して想いを歌うTERUの歌声が心に響きます。
『STREET LIFE』の、歌詞の内容として、自己の弱さを見つめつつ少しづつ克服していく過程と、新たな旅立ちを決意する物語として書かれています。友情や愛情に支えられた日々を振り返りながらも、過去の過ちや痛みを受け入れ、「泣いた、笑った、それでも愛した」と、未来への希望を胸に進む姿が描かれています。人生の葛藤や成長、そして愛の力がテーマが主題となっています・
GLAY8枚目のアルバム『THE FRUSTRATED』にも収録されており私個人もこの作品はGLAYのキャリアの中でベスト三枚の中の一枚に入ります。
【STREET LIFEの歌詞を見るなら:GLAY STREET LIFE 歌詞 – 歌ネット】
M7:『Missing You』(21thシングル)
『Missing You』は『DRIVE-GLAY complete BEST』からのリードシングル発表された面白い経歴を持っている作品です。オリジナルアルバムには未収録なため、今回もベストアルバムに収録されることになり個人的にも嬉しい限りです。
「Missing You」は、GLAYの深い感情表現が光る楽曲です。バラードとして位置づけられていますが、音圧が激しく迫ってくるような演奏とTERUの歌唱力に圧倒されます。曲のテーマは人間の「業」と内面的な葛藤を表現しています。歌詞も内省的で感情の深淵に迫ります。また、ストリングスを活かした壮大なアレンジが特徴で切なさと希望が交錯するような印象を与えます。特に英詞部分が心に響き、孤独や愛の儚さを感じさせる一曲です。
【『Missing You』PVを観るなら:GLAY / Missing You】
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M8:誘惑(13thシングル)
GLAYをお茶の間に押し上げた代表曲の中の1曲でもあり、同時発売の『SOUL LOVE』と対をなすように攻撃力に特化した楽曲です。ライブでの定番曲であり、ここぞと盛り上げる場面で演奏されることが多いです。
TAKUROさんも、「『誘惑』という曲は、やっぱり僕たちの活動の基盤はライブにあると思っていますので、そのライブでキレられる曲っていう、まあ起爆剤になる曲になればいいなと思って作ったんですけど。」とインタビューでも語られています。
畳みかけるドラムのイントロダクションからエネルギッシュなギターリフで畳みかけます。力強いエモーショナルなボーカルが特徴的です。1998年のリリース当時、ミリオンセラーを記録し、この曲で『GLAY』というバンドを一気に全国区に知らしめました。歌詞は情熱的でセクシーな要素を含みつつも、純粋さや葛藤を感じさせる内容で、聴く人の心を揺さぶります。イントロからサビまで一貫して高揚感があり、GLAYの音楽的な魅力を凝縮した一曲です。
M10:彼女の”Modern・・・”(3thシングル)
『彼女の“Modern…” 』と、言えばプロデューサーの佐久間正英氏を迎えて作成されら楽曲として記憶に残ります。このシングル以降、佐久間氏は亡くなる直前の2013年まで専属プロデューサーを務めたとされています。
『彼女の“Modern…” 』は、GLAYのインディーズ時代後期の頃の曲で、『誘惑』もこの楽曲の系譜に繋がります。ブレイク前に発売されたこともありセールスとしては振るいませんでしたが、『REVIEW-BEST OF GLAY』に収録されたことで一気に認知度も上がった印象を受けます。2010年に発売された42枚目のシングル『Precious』再録バージョンが収録されています。
疾走感あふれるシンプルなロックナンバーで、直球なコード進行と力強いメロディが特徴です。イントロからサビまで一貫して勢いがあり、90年代当時のJ-POPのエネルギーを感じさせます。曲名の「Modern」という言葉が時代を超えたレトロ感を醸し出し、独特の魅力を持つ一曲です。ライブでも頻繁に演奏され、長年ファンに愛され続けています。
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M11:『LAYLA』(33thシングル)
『LAYLA』は、『G4』に収録されており、同作品は2006年7月リリース通算33作目のシングル曲です。『LAYLA』は、GLAY復活の「Re-birth」で初披露された曲とされています。ちなみに、『G4』の意味は、「4曲入り」「GLAYの4人」「GLAY for〜(GLAYから〜)」など様々な捉え方があるとのことです。
『LAYLA』の楽曲は、別れや葛藤をテーマにしたミディアムナンバーです。シンプルなコード進行とメロディが特徴で、剥き出しの感情が歌詞に込められています。当時、事務所から独立し、再出発したGLAYの決意表明のような曲でもあり、ファン(LAYLA)との絆を確かめるような楽曲でもあります。ハーモニカの間奏が楽曲の素直さを際立たせ、GLAYの新たな旅立ちへの意志を感じさせる一曲です。別れた愛する人やファンへの感謝と未来への挑戦が交錯する、唯一無二の作品です。
M13:ANSWER (再録ver)
番外編にもなる、『ANSWER (再録ver) 』は、クレジットにも記載されています。 (GLAY feat. KYOSUKE HIMURO)氷室京介とのコラボレーション企画シングルでしたが、新たに再録される予定です。
この楽曲『ANSWER 』は、両者(GLAYと氷室京介さん)の音楽的な個性が融合し、力強さと繊細さを兼ね備えた作品となっています。特に繊細さを担当した氷室京介のボーカルパートがTERUに歌われることで新たな命を吹き込まれると思います。作詞・作曲はGLAYのTAKUROが担当されています。
当時の楽曲作成過程として、レコーディングは日本とロサンゼルスで並行して行われました。歌詞には、人生の葛藤や希望が込められており、聴く人に深い感動を与えます。
そもそも、作製由来のエピソードとして『ANSWER 』は、味の素スタジアムで行われたジョイントライブ「SWING ADDICTION」をきっかけとされており、ライブで披露されました。特に、氷室京介がGLAYの全国ツアー「GLAY TOUR 2006 ROCK’N’ROLL SWINDLE 〜Re-birth〜」の京都公演で登場し、共演したシーンはファンにとって忘れられない瞬間となっています。また、2008年の氷室京介の全国ツアーでもGLAYがアンコールで登場し、「ANSWER」を披露するなど、ライブでのパフォーマンスが楽曲の魅力をさらに引き立てています。
ミュージックビデオはLAシアターで撮影され、映画のような雰囲気が楽曲の世界観を際立たせています。当時のオリコンチャートでは初週で14.7万枚を売り上げ、週間2位を獲得するなど、商業的にも成功を収めました。「ANSWER」は、GLAYと氷室京介の音楽的な絆を象徴する一曲であり、ファンにとって特別な意味を持つ作品です。この楽曲が再録されることにより、どのような位置づけになるのか?今から楽しみです。
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さいごに
と言う訳で、『DRIVE 1993~2009 -GLAY complete BEST』Disc.2 に収録される14曲の楽曲に併せて、GLAYの活動を振り返りながら、収録されるシングル曲を中心に楽曲を紹介してきました。
楽曲を紹介する中で、解説したりなかった部分もあり(「GLAY TOUR 2006 ROCK’N’ROLL SWINDLE 〜Re-birth〜」は、機会があれば深堀したいと思いました。)勉強になりました。
今後、発表される『DRIVE 1993~2009 -GLAY complete BEST』Disc.1も紹介できればと思います。最後までお読みいただきありがとうございました。
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