求人応募をみていると「ハイブリットワーク(在宅ワーク)可能」という条件を見かけませんか?ケアマネージャーとしての働くなかで、「ハイブリッドワークという働きかたには興味があるけれど、実際はどうなのだろうか?」と、気になりませんか?
今回は、そんな方に向けて、「ハイブリッドワークとは?」をテーマに、実体験を元に記事を書きました。
この記事を読んでわかること
- ハイブリッドワークとは何か?がわかります
- ハイブリットワークのメリット、デメリットがわかります
- ハイブリッドワーク実際に取り入れた結果についてわかります
本記事で紹介する内容を読めば、ケアマネージャーとして働くうえで、ハイブリッドワークについて理解が深まります。

こんにちは、やびっちょです。実際に沖縄県で居宅介護支援事業所(ケアマネージャーが働く事務所)を運営しています。事業開始から5年が経過し職員も私を併せて5名まで増えました。そんな実体験を元に記事を書いていきたいと思います。
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ハイブリットワークとは?
ハイブリッドワークとは、事務所勤務と在宅勤務を組み合わせた働き方のことです。従来のフルタイムのオフィス(事務所)勤務に比べて、ハイブリッドワークは職員に働きかたへの柔軟性を提供し、仕事と私生活のバランスを取りやすくすることができます。
この働き方は、ICT機器を活用することで可能となり、特にコロナ禍以降のパンデミックの影響で多くの企業が採用するようになりました。ハイブリッドワークにはいくつかの利点があります。次にハイブリットワークのメリットと課題を挙げていきます。
【関連記事:「在宅ワーク」の功罪と「ケアマネージャー」としての働き方について】
メリットその①:通勤に費やす時間やストレスが軽減される
ハイブリットワークのメリットひとつ目として、通勤に費やす時間やストレスが軽減されることです。職員の生産性が向上することがあります。在宅ワークから仕事を開始することで、朝の混雑時の出勤をさけることも可能です。交通機関や道路が空いている時間に移動することで業務への効率化も進みます。
メリットその②:採用の幅を広げることもできる
ハイブリッドワークは採用の幅を広げることもできます。地理的な制約がなくなるため、企業はより広い範囲から優秀な人材を採用することができます。
特に、ケアマネージャーという職種はなり手が少なく、「色んな媒体に採用をかけても応募が全然こない」など声も聞かれますが、「ハイブリッドワーク」の環境に魅かれてはなれた地域からも実際に応募がありました。

弊社で働く職員の中には、市外から通ってくる方も何名かいます。
メリットその③:業務の効率化が図れる
ハイブリットワークを可能にする為に、ICT機器を導入しました。そのことで業務の効率化が図れたことで、業務の負担が軽減できています。基本的なツールですが、ノート型パソコンにスマートフォン(android)、e-FAXの導入。サーバーを設置したことでセキュリティ対策と情報の共有化が進みました。
【関連記事:ケアマネージャーが業務を効率化するための5つの戦略】
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課題その①:コミュニケーションの難しさ
一方で、ハイブリッドワークには課題も存在します。コミュニケーションの難しさが挙げられます。リモートで働く従業員同士のコミュニケーションがうまくいかない場合、誤解や情報の共有不足することで、職員が孤独感を感じてしまうことがあります。

コミュニケーションツール(lineワークス)などで職員間のコミュニケーションを図っていますが、対面とは違います。実際に、直に顔を合わせて相談する時間をつくると、意外なくらいに相談や質問に時間を取られます。離れていると、聞きづらい質問や相談もあるのだと実感します。
課題その②:チーム連携の維持が難しくなる場合も…
また、ハイブリットワークを実施する事で職員がそれぞれで動くため、顔を合わす機会が減りました。そのことで、事務所全体でチーム連携などが難しくなることも課題です。
その結果、リーダーシップの重要性も大きくなります。運営の方向性をしっかりと伝えていても、個人の考えで相談もせずに独断で行動するなどのケーズも出てきます。職員の動きや、考え方を確認する上でも定期的にコミュニケーションを図る必要があります。
逆に、職員のニーズや意見を尊重し、柔軟な働き方をサポートする姿勢が求められます。定期的なミーティングを通して職員に情報をフィードバックするなど細かい配慮も大事になってきます。
課題その③:職員の評価が難しくなる
最後の課題となるのが、「職員をどう評価するのか」という、人事考課の問題になります。「事務所の雰囲気を良くするムードメーカー的な役割」な職員や、「職員とのコミュニケーションを橋渡しして上司に報告する」ような、潤滑油のような職員など、ハイブリットワークで職員間とのコミュニケーションが不足してくると、目に見えない頑張りを評価する難しさが浮き彫りになります。
※POINT:ハイブリットワークによって職員の業務の進捗状況や取り組みが見えにくいという課題に対しては、具体的かつ測定可能な目標を設定することで、働く職員が何を達成すべきかを明確にしました。これにより、自主的な働き方が促進され、評価基準も一貫性を持つことができます。いわゆる「成果主義」を導入しました。
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【関連記事:成果主義とは?ケアマネージャーとしての働きかたから考えてみた】
ハイブリッドワークを実施してわかったこと
ハイブリットワークのメリットデメリットを検証してきました。実際に弊社で取り入れてみて、感じたことは「ハイブリッドワークは生活の質を上げる」ことだと思います。
一方、気を付けなればいけない点として、「必要以上に業務の進捗状況に対して干渉しない」ことが言えると思います。細かい業務への確認や報告を職員へ強要すると、「私って信頼されていないのではないか?」と、不信感を生むことに繋がります。「信頼して任せること」を念頭において、職員と接するように心がけています。
※POINT:総じて、ハイブリッドワークは働く職員にとっても事務所にとってもメリットが多く、柔軟で効率的な働き方を実現するための有力な手段だとわかりました。ただし、課題に対処するための適切な対策が必要になってきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。また、よろしくお願いいたします。
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