
― 再始動の狼煙となった2025年最高のライブアルバム
レディオヘッドは2025年11〜12月、約 7年ぶりとなるワールドツアーを開催。
長い沈黙を破った再始動のタイミングと完全にリンクする形で、
未発表ライブ音源+2024年ツアー音源を収録した最新ライブアルバム
『Hail to the Thief (Live Recordings 2003-2009 / 2024) 』 が発表されました。
この作品は、レディオヘッドの2003年名盤『Hail to the Thief』期のライブ音源を基盤にしつつ、さらに 2024年のフル再演ツアー(メキシコシティ/ロンドン中心) の最新テイクも収録。

オリジナル収録曲14曲のうち12曲で構成されており、ファンの間では「メンバーが本来掲げた完全形・再定義版」とも語られています。

パパ!結論から言うと――これは”過去の焼き直し”じゃないよね♪
2025年のレディオヘッドが示す未来そのものだって思うよ~
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音の輪郭が sharper(より鋭く)、darker(より闇深く)、生々しい

=ただのライブ盤ではなく『Hail to the Thief』の“アップデート版”
ミックスはベン・バプティ、マスタリングはマット・コルトン。
楽器のレイヤーが立体的で、2000年代のライブ録音とは考えられないほど鮮烈。
電子音主軸の2006–2008期を経て、2020年代のレディオヘッドは完全に
“生身のロックバンド”に回帰しているのが分かります。
そして特筆すべきは――トム・ヨークの声。
枯れた、ひび割れた、野太くなったファルセット。
その不完全さが、むしろ絶望や怒りの解像度を上げている。

2003年は「不安」
2024年は「絶望の中で牙を剥く」
時を超えて進化したバンドのプロセスを
作品を通して理解することが出来る内容となっているんだ♪

時代も、声も、サウンドも変わったよね♪
この変化こそが、最高の形でアルバムを作り変えているって言えるよね!
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【曲ごとのレビュー】

2025年にリリースされたレディオヘッドの最新ライブアルバム
『Radiohead: Hail to the Thief – Live』(通称:Hail to the Thief Live)。
これは2003年の名盤『Hail to the Thief』を、
2024年ツアーでアルバム丸ごと再現したライブ音源を中心に収録した公式ライブアルバムで、
特にメキシコシティ公演とロンドン公演が軸になっています。

この記事では、2025年12月時点で何度も通しで聴き込んだうえでの正直な感想をまとめました。
音の変化、当時と今の世界情勢による受け取り方の違い、
ライブ版で特に化けた曲など、ファン目線で深く掘り下げていきます。
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全体の印象として
まず一番に感じたのは、音の質感と温度がまるで違うということ。
2003年のオリジナルと比べて、2024年ツアーの演奏は圧倒的に
**「重く」「荒々しく」「怒りに満ちている」**
同じ楽曲でありながら、まるで別の作品のように響く瞬間さえあります。

当時の『Hail to the Thief』は、
ポスト9/11の世界に漂う不安や緊張を孕んだ作品だったんだ。
今、2024年のライブ版で聴きなおすと、
それは世界情勢(戦争/気候変動/監視社会/AI…)に対する警鐘として
鮮やかに浮かび上がってくる。まるで20年前に投げ込まれたメッセージが、今になって現実化し始めたかのようなんだ。

そして何より大きいのが、トム・ヨークの声の変化だよね。
年齢を重ねたことで声の輪郭は枯れ、野太く、張り裂けそうなファルセットは時に壊れかけている。
でも、その不安定さこそが、曲に宿る絶望や切迫感を何倍にも増幅させているよね!
完璧ではない。むしろその「欠けた部分」こそが最高にエモいよね♪
バンド全体の演奏も異常なまでにタイトで、攻撃的。
2006〜2008年頃のエレクトロ路線とは対照的に、
2020年代のレディオヘッドは再び**「生のロックバンド」へ完全回帰**している
――そう断言できる音だと言えます。
曲ごとのレヴューについて
| 曲名 | 印象の変化 |
|---|---|
| 2 + 2 = 5 | 原曲より遥かにパンク。ジョニーのギターが暴走し、終盤の「It’s the devil’s way now」で会場崩壊級。この曲だけで買う価値。 |
| Sit down. Stand up. | 後半〈The raindrops〉が長い。エドのシンセが不協和に揺れ、トランス的恐怖へ。 |
| Sail to the Moon | 逆に静かで美しい。トムの老成した声が泣ける。影と光のコントラスト。 |
| Go to Sleep | アルペジオが荒く鋭い。バンジョーのような発音が狂気を帯び、妙に中毒性。 |
| Where I End and You Begin | 本作最大の到達点。重いベース+暴れるドラム。後半10分近くノイズの嵐でオリジナル超え。 |
| We suck Young Blood | 拍手が遅れていく演出はライブだとさらに恐怖。崩壊寸前の緊張。 |
| The Gloaming | 完全に別物。2024年はインダストリアル・ノイズ化しており怪物級。 |
| Myxomatosis | 歪んだベースとノイズの壁。音だけで観客のモッシュが見える。 |
| A Wolf at the Door | ラストに相応しい狂気。トムの語りは壊れかけのラッパーのようで刺さる。 |
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総評|2024年版の方が好きになった—そう断言できてしまう

正直に言うと、
2003年のオリジナルより、2024年のライブ版のほうが胸に来ました。
当時のレディオヘッドは、ポスト9.11の暗い空気を受けて
「不安」や「不穏な未来」を見つめていました。
しかし今のレディオヘッドは、その先にあるもの――
「絶望」を受け入れ、その中で牙を剥いている。
悲観でも諦念でもない。
これはむしろ、生き延びるためのノイズであり、
未来へ唸り声をあげるような音楽です。
「最近のレディオヘッドはおとなしくなった?」
もしそう思っているなら――
このアルバムは、あなたのその認識を一撃で破壊します。
穏やかさの欠片はなく、
鈍く光り、腐食し、暴れ狂う何かが鳴っている。
これを聴いたあとでは、2003年盤の方がむしろ優しすぎると感じるかもしれません。

あの頃は「不安」を歌っていた。
今は「絶望を受け入れ、それでも吠える」
トムの声とバンドサウンドが世界と対峙し始めた
そう感じる作品です。

『Hail To the Thief – Live (2003–2009 / 2024 Tour) 』は、
2020年代最高のライブアルバムの一つと言えるよね♪
特に Where I End and You Begin は必聴、絶対に飛ばさないでほしいな~♬
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