「運が悪い時期を考える」~『ゲッターズ飯田著、裏運気の超え方』より~【運の哲学】

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 人から、「運気が悪い」と言われたり、「低迷期」、「運気が下がっている」と言われると、たいていの人は動揺し落ち込むと思います。一方では、「不運な時期」とされるなかでも、グンと伸びる「幸運」な人がいるのはなぜでしょうか?「不運な時期」と言われる「運気が悪い時期」は、本当は「運がよくなる時期」だったと、著書のゲッターズ飯田さんは言います。

  この記事では、不運な時期ともいえる『裏運気』を正確にとらえることにより、より良い人生を生きられる「運の哲学」として考察する内容となっていまます。

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この記事を読んでわかること

 この記事は、『ゲッターズ飯田著、裏運気の超え方』をベースに、運気の意味を考察する記事となっています。

  • 人生に訪れる周期の波がわかります
  • ゲッターズ飯田さん考案「表運気」と「裏運気」について理解が深まります
  • 裏運気になった時にすべきことなど行動の指針がわかります
  • 裏運気に隠された意味がわかります
やびっちょさん
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以前の記事でも紹介しました。ゲッターズ飯田さんの著書を元に運についての考察記事となっています。前回の記事もよろしければご参照ください。

【関連記事:『運を強くする方法とは』ゲッターズ飯田の著書から学ぶ「運」をよくする3つのポイント

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人生には周期がある

 人生には「運気」という波があることは、誰でもイメージがつくと思います。「厄年」などが一般的で、まったく気にしないという方は少数派だと思います(毎年、神社の厄除けお守りが売れるのが左証でしょうか)。

 では、この周期とは何なのか?ゲッターズ飯田さんは、占いタイプごとに別れると解説します。

 生年月日でみるタイプの占いでは、天文学をもとにした西洋占星術、暦をもとにした四柱推命、九星気学などが有名ですが、どれも「地球の動き」をもとにしています。おそらく私たちはみな、地球の動きに影響を受けながら生きているのでしょう。

引用:『ゲッターズ飯田著、裏運気の超え方』~24ページより~

 この周期の考え方はさまざまで、12進法のパターンもあれば、10進法のパターンもあると解説します。

 12進法では、「12年で運気が1周する」という考え方。

 10進法では、「10年で運気が1周する」という考え方。

 この、微妙のズレが『周期をどう解釈するのか』という解釈の違いで、基本的な理解として「60年で1周する」という考え方だと言います。

※POINT:60年=1周の考え方について

  • 12進法では、12×5=60
  • 10進法では、10×6=60

どちらも、「60年で1周する」という考え方がポイントなのです。

60年周期「還暦」という考え方

 人生が、60年周期と言う考え方は「還暦」を身近に感じる文化の日本人として理解がしやすいと思います。「暦が還る」と書きますが、十二支の干支(えと)12通りと、十干(じっかん)10通りを組み合わせで、合計60通りあり、干支と十干を1周し、生まれた年の干支に還る年が、ちょうど60歳になります。

 60歳に「赤いちゃんちゃんこ」を着る風習は「赤ちゃんに還る」からと言われていますが、占いの世界では、還暦を迎えた後は、第二の人生が始まると言われていると、ゲッターズ飯田さんは言います。つまり、人生は60歳で人生のステージが1つ上がると解説します。次の新しい、60年のサイクルが始まるわけです。

やびっちょさん
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人間の細胞は、どんなに科学が進んでも寿命は120年だと言われています。人生のサークル2回分が人間として限界なのでしょうね…

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運気に隙ができるという考え方

 先ほど、解説しました「運気には周期がある」という内容で、12進法と10進法の2年の差が「運気が悪くなる」とされています。ゲッターズ飯田さんの解釈では、「運気に隙ができる」と表現されています。

  • 運気には「周期がある」
  • 運気には「隙ができる」

 この、隙ができる2年間こそ「裏の自分になる時期」ととらえることで、ゲッターズ飯田さん流の「裏運気の超え方」への理解の入口になります。大切なことは、「運気が良い、悪い」で解釈をすると間違った捉え方になると、ゲッターズ飯田さんは注意喚起します。

※POINT:運気の「良い、悪い」はシンプルな言葉なので印象に引っ張られてしまいます。運が良い時期に「棚ぼた的に幸運が舞い込んでくる」と、努力をしない人には幸運はやってきません。逆に、運が悪い時期に怖がって委縮すると運を逃がすという本末転倒になってしまいます。難しいところ(面白いところ)は、「人によって、運の良し悪しの認識が違う」という所です。

運気の良し悪しではなく「欲望」が変わる

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 人は誰でも「欲望を満たしたい」という思いを持って生きています。占い師でなくても、自分の欲望を認識できるかたもいると思います。また、観察力が鋭い人は、他の人の欲望を見抜けるかたもいると思います。ゲッターズ飯田さんは、「己の欲望に向かっているときや、欲望を満たされて喜びを感じているとき『自分らしら』が出ている」幸せな状態と、解釈します。

 運気が「良い・悪い」という表現だと、その言葉の解釈によって「運に対して誤った意識をもってしまう」危機感を持っています。そこで、自分の欲望を中心に考えるという「新たな定義」を設けることで、解釈の幅を広げました。

 確かに、「運気が良い・悪い」と言われても人によって、起こる出来事に対して解釈に違いが出てしまいます。例えば、学生の立場で「先生に皆の前で褒められる」という行為じたいが、「運が良い」と思うのか、「皆の前で褒められて目立つことは嫌だ」と、個人の認識によっては、「運が良い・悪い」の解釈に違いが出てきます。

 逆に、人の欲望とは「多かれ少なかれ、皆、同じ欲望を抱く」という認識に基づいているという着眼点がすごいと思います。

やびっちょさん
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欲望のタイプに関しては『ゲッターズ飯田の運の鍛え方』を解説した記事でもふれましたが、簡単に解説してきますね。

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「自分」を突き動かす5つの「欲望」について

 ゲッターズ飯田さんは、人の欲望を5つに分類ができると言います。「自我欲」、「食欲・性欲」、「金欲・財欲」、「権力・支配欲」、「創作欲」です。

・「自我欲」・・・自我を通したい欲。または、自分を認めてもらいたい欲。

・「食欲・性欲」・好きな食べ物やセックスなどで快楽を得たい欲。または、人に   

         快楽を与えたい欲。

・「金欲・財欲」・お金や価値の高いモノや情報を手に入れたい欲。または、お金 

         や価値の高いモノや情報を貯めたり、守りたい欲。

・「権力・支配欲」・人の上に立ってコントロールしたい欲。または、名サポート

          役として、その手腕を認められたい欲。

・「創作欲」・・・・モノやアイデアなどを生み出したい欲。または、伝統を継承   

          して、その才能を認められたい欲。

引用:『ゲッターズ飯田著、裏運気の超え方』~32ページより~

 上記、5欲のうち、どれか1つを強く持つ人もいれば、複数の欲を持っている人もいると言います。肝心なところは、「運気の流れによって、自分の持っている欲望が変わるときがある」ことです。このことを、「運気が悪い時期(裏運気)」だと、多くの占いなどでは言われている現象だと、ゲッターズ飯田さんは説明します。

裏運気には、これまでの「欲望」が変わる

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 今まで、「興味があったこと」に興味を示さなくなり、別のことに関心を持った。また、「考え方が急に変わった」ことで行動パターンが変化したなど、自分の欲望の変化によって思考や行動が変化する時期があると思います。慣れない欲望を追いかけることで失敗したり上手くいかないなど、結果が伴いません。失敗や痛みを経験するからこそ、人は「運気が悪い」と思ってしまうのです。

 そこで、「己の欲望が変わるだけ」だと、気がついたゲッターズ飯田さんは、運気の表現方法を以下のように説明しました。

  • 運気が良いと言われる時期はいつもの欲望に向かっている時期 = 『表運気』
  • 運気が悪いと言われる時期はいつもと違う欲望に向かいだした時期 = 『裏運気』

 人の心は常に動いています。その周期を「12カ月」や「24時間」など、12進法で説明するとわかりやすいと思います。裏運気を言われている周期は、「12」のうちの「2」だけなのです。

12年のうちの2年、12カ月のうちの2カ月、24時間のうちの4時間。この周期(時間)こそが「己の欲望が変わる」時期であり「裏運気」と呼ばれる現象になります。ただ、自分の感覚で運気の流れを実感することは難しく、「今、この時は『表運気』なのか『裏運気』なのか?気がつきにくい」のです。

やびっちょさん
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占いの便利なところは「運気の時期を予測できる」ことにあると、ゲッターズ飯田さんは説明します。次の記事では「裏運気」に出てくるもう一つの現象、「裏の自分」について解説していきますね。

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「裏運気」の時期に起こる「裏の自分」と出会う

 「裏運気」の時期には「己の欲望が変わる時期」だと説明してきました。なぜ、これまでの欲望とは違う欲望を求めるのか?と問われると、それは心が飽きてしまったからだと言います。

 そして、この裏運気の時期に起こるもう一つの現象として「裏の自分が出てくる」という現象も同時に起こると、ゲッターズ飯田さんは、説明します。

 なぜ、運気にも自分にも「表と裏」が存在するのか?疑問に思うかたもいると思います。この世は「陰陽」でできているからなのでは?とゲッターズ飯田さんならではの見解も示されています。陰陽とは、「光と闇」、「昼と夜」、そして「男と女」のように、世界の中には対(つい)でなりたつ存在がいくつもあります。

 「光が強く当たるところには、影も濃くなる」ように、どちらも存在するからこそ世界は成り立っているのです。そして、欲望にも「陰陽」の2タイプを持ちながら成り立っていると説明します。

裏の自分になるタイミングで起こることとは?

 欲望が変わることで「裏の自分」がでてくると説明しました。裏の自分と言われると拒否感を示すかたもいると思います。別の表現でいうなら「興味の対象が変わる」ととらえるとイメージしやすくなると思います。

 また、面白い現象としては、裏の自分が出てくることで、「正反対の欲望が手に入るようになる」ということも起こると言います。「恋愛が苦手だったのに、急にモテ始めた」または、その逆など…いつもの自分とは変わったことも、この時期には起こり得ると言います。

※POINT:興味がかわることで運気が変わる出来事として

  • 急にマイブームができた。
  • 急に引っ越ししたくなった。
  • 昨日まで落ち込んでいたのに、急に前向きな気持ちに変わった(その逆もあり)。
  • これまで「自分には関係ない」と思っていたようなことに興味が湧いてきた。
  • 今まで追いかけてきたものに、突然興味がもてなくなってきた。
  • 食や好みやブームが変わった。
  • 新しいファッションや髪形にしてみたくなった。
  • タイプではなかった異性が気になるようになった。
  • スムーズにいかないことが連発して起こった。
  • 「こんなはずじゃなかったのに…」と思うことが多い。

引用:『ゲッターズ飯田著、裏運気の超え方』~44ページより~

 ただ、注意すべき点として、感覚や気分は人によって感じ方はそれぞれです。それでいて、とらえどころがないものなので「気分が変わったから、運気が変わった」と、決めつけると認知バイアス(思い込み)がかかってしまうので注意も必要です。

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裏運気を迎えるにあたっての心構えとは?

 「欲望が変わる」以外にも、「裏の自分が出てくる」という裏運気。自分の意思とは関係なく「裏の自分に対面する」ようなことになる…と、言われると少し怖い気もしますね。

 自分から能動的に違う欲望を求めていくこともあると言いますが、「そんな欲望は持っていないに…」と、思うような事態にうろたえてしまうことも有るかもしれません。

 「裏運気」と、呼ばれる現象(知識)を知らなければ当然戸惑うと思います。ですが、「自分の(表と裏)欲望を知ること」と、同時に占いで運気を読み、裏運気が来た時には「いつもと違う自分」を、変化を楽しめば良いと、ゲッターズ飯田さんは、説明します。

 次に、裏運気を迎えるにあたっての心構えを3つ挙げてみたいと思います。

※POINT:裏運気を迎えるにあたっての3つのポイント

その①:「表の自分」、「裏の自分」の欲望を知っておくこと

その②:「表の自分」の当たり前が、当たり前ではなくなることを理解する

その③:「裏の自分」を受け入れること。いつもの自分ではないからと毛嫌いしないこと。

変化を楽しみ「学ぶ」という姿勢を持てるか?が大事

 「表の自分」の当たり前が、当たり前ではなくなる…という感覚は意識をしていても正確にとらえるには難しいことかも知れません。本書では「健康だった人が突然、病気になる」または「親の介護が突然始まる」などネガティブな表現も書かれています。

 ですが、本質をとらえると、人は生きている限り変化と向き合わなければいけません。変化とは、良いことよりも困難や不幸を伴って、目の前にあらわれることが多いと思います。ゲッターズ飯田さんも、「たぶん、裏運気は、定期的に変化や困難を体験させてもらえる時期」と表現します。

大切なのは「変化を恐れ過ぎず、そこから得られる学びを大切にする」ことだと思います。ゲッターズ飯田さんは「前もってそれ(裏運気の時期)を予測できるので怖がらなくて大丈夫。心構えをしておくなり、準備をしておくなりして、自分から迎えにいくくらいの気持ちで変化を楽しんでは?」と、説明されています。

やびっちょさん
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ゲッターズ飯田さんは、1つだけ、コツとして言えることとして「裏運気が終わると共に、軌道修正をすること」と、説明しています。本来の自分らしさを忘れてはいけませんね。

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裏運気で「良くなる人」、「悪くなる人」とは?

 芸能界で活躍されるタレントさんを多く占ってきた、ゲッターズ飯田さんは、大ブレイクや大ヒット、炎上で叩かれる場面を見ていて、浮き沈みの激しさを見せてもらっているかのようだと説明しています。

 一見、「突然嫌われる・突然叩かれる = 裏運気」と思われがちですが、裏運気の時期に大ブレイクやチャンスをつかむ人もいると言います。「なかなかブレイクせず(表運気)にいたタレントが、急に(裏運気)ヒットを飛ばして売れた」など、運気のつかむことで幸運を引き寄せる人もいるといます。

 ですが、気をつけることは裏運気とは「期間限定」です。だいたい、2年の裏運気の時期が過ぎれば元に戻るとされています。そこで得た幸せに執着するとかえって不幸になるかもしれません。

次に、裏運気の時期にどんな努力をして何を残し何を与えることができるか?その視点こそが、「表運気」に繋げる飛躍となります。

運気をつかむ人の特徴:その①「利他のこころ」

 表運気への飛躍へとつなげる、「ある行動」とは・・・

 「裏運気のチャンスを使って、どれだけ他人のために行動できるか」

 だと、ゲッターズ飯田さんは、いいます。やびっちょさん流の解釈でいえば「利他の精神」だと言えます。また、「利他(りた)のこころ」とも言われますが、仏教用語で使われる言葉です。

「利他」とは、「他人の利益となるように図ること。自分のことよりも他人の幸福を願うこと。自分を犠牲にして、他人のために尽くすこと」。このような気持ちで周囲に接する心のありようを「利他の心」と言います。自己チュー(自己中心的)な人が多いと言われる現代で、多くの人が他人を思いやる「利他の心」をもてたら、すべての人が生きやすい社会が実現可能なのかもしれません。

引用記事:「利他の心」ってどういう心?具体的な事例や言い換え表現も簡単に解説!【大人の語彙力強化塾250】 | Precious.jp(プレシャス)

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運気をつかむ人の特徴:その②「人のために行動してきた人」

 そもそも、裏運気にずばり「チャンスをつかめる人」とは、人のために行動してきた人だからです。表運気のときに人徳を積んでいるからこそ、裏運気になったとき「通常モード」と違う状態に戸惑っているときに、これまで支えてきた人達から「支えてもらえる」のです。人脈によって、裏運気でチャンスをつかめると言います。

 「人徳」と言う言葉も死語になりつつありますが、ネット記事から紹介しますね。

「人徳」は「じんとく」と読み、その意味は「その人が持っている徳」のこと。「徳」と言われてもいまいちピンと来ない方も多いかもしれませんね。

この「徳」とは、「品性や知性」「生まれつき持つ能力や天性」を指します。つまり、「人徳」とは、「その人が持つ気質や能力」のこと。その人の持つ「性格」や「言動」「行動」に対して使われることが多い言葉なんです。

引用記事:あなたは「人徳」ありますか?言葉の意味や当てはまる人の特徴、使い方例文などまとめ | Oggi.jp

やびっちょさん
やびっちょさん

人徳とは、「生まれつき持つ能力や天性」とも紹介されていますが、私は自身の努力や日々の行いで、後天的に身につくものだと思います。

運が逃げていく人の特徴:その①「他責のこころ」

 一方で、裏運気(表運気)でも、運が逃げていく人の特徴として、「周囲の悪口を言ってばかり」、「努力もしないで人のせいにする」、「都合が悪くなると逃げてばかり」な人だと言います。やびっちょさん流に解釈すると「他責のこころ」だと言えます。

 最近では「他責思考」という言葉が周知されていますね。では、他責とは、どのような意味なのでしょうか?漢字からも読み取れる通り「問題の原因に対して、他人に責任があると思う考え方」のことを指します。

 では、どのような人が「他責思考」なのか?調べてみました。少し長い引用ですが、紹介します。

他責思考の人がとる特徴的な行動や典型的な発言について、具体例を紹介して詳しく解説します。

「お客様が〇〇だったので、クレームになりました」

他責思考が強い人は、顧客対応においてもその思考が反映されます。

そのため、顧客からクレームがあった際にも、クレームの原因が顧客側にあると考える傾向があります。

 

「お客様が神経質な性格だったので、クレームになりました。」「お客様がかなり頑固な方で、ご納得いただけませんでした。」

など、問題の原因が相手側に偏ります。

 

「〇〇なタイプのお客様には、どう対応すれば問題が解決できるのか?」といった、自分側で出来る問題解決について全く思考しない場合は、他責思考であると言えるでしょう。

「〇〇さんが分かってくれない」

他責思考の人は、相互理解や共有が上手くいかない原因について「〇〇さん、何度も言っているのに分かってくれないんですよね。」「〇〇さんは分かってくれないので、今回の問題が起きたのもしょうがない。」

など、相手に問題がると考える傾向があります。

 

どうしたら伝わるのか、何が原因で理解されていないのかといった視点で解決方法を模索することは無く、「分かってくれないことが原因」だと発言している場合は、他責思考が強いと言えるでしょう。

「どうすれば良いですか」「私は、言われた通りにやりました」

仕事のやり方について「どうすれば良いですか」と100%相手に指示を仰いで行動し、その上で問題が発生した場合に「私は、言われた通りにやりました」と発言するのは、典型的な他責思考の人だと言われています。

 

このケースでは、はじめに自分の行動を100%相手に任せる事がすでに、上手くいかなかった場合の保険(自分が責められないための逃げ道)を用意しているということです。

 

上下関係のある環境で、「今この場面は指示を仰いで従う方が良い」と、自分で判断する場合とは異なります。

「〇〇のせいで」

「〇〇のせいで」という表現は、他責思考の定義から考えると当然、典型的な言葉だと感じるでしょう。

 

具体的な例としては、「塾の〇〇先生のせいで、〇〇大学に行けなかった、だからやりたくもない職業に就いている。」など、自分自身の人生に関する失敗や後悔を100%他者の責任だと考える場合もあります。

 

他責思考が非常に強い場合、「この飲み会が楽しくないのは、幹事の店選びが悪いから。」など、生活の一場面においても極端に問題の原因を他者に見る傾向があります。

引用記事:他責思考の人の特徴、口癖は?代表的な行動や発言の具体例 | 【RFCパートナーズ】

やびっちょさん
やびっちょさん

自分のことを言われているようで、苦しいのですがあえて「他責思考」について紹介しました。人生はホント修行ですね(汗)

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運が逃げていく人の特徴:その②「自分さえ良ければいい」

 運が逃げていく特徴の2つ目として、「自分さえ良ければいい」人です。いわゆる「自己中心(自己チュー)」な人だと言えますね。

 たとえば、表運気のときに、大きなチャンスをつかめるようないい話がやってきたとします。「うまくいけば儲かる」とか、「有利な地位が得られる」などと、自分の得しか考えずに、周囲への感謝をなくしていたら…?裏運気で今までの運がひっくり返ったときに、誰も助けてはくれません。

引用:『ゲッターズ飯田著、裏運気の超え方』~60ページより~

 例え、裏運気で大きなチャンスがやって来たとしても「自分さえ良ければいい」と、成果を独り占めをしていると、表運気に戻ったとき真の味方はいなくなっているでしょうと、ゲッターズ飯田さんは、警鐘をならします。

我が強いと不幸になる?

 ゲッターズ飯田さんは、あえて厳しいことを言います。著書である「裏運気の超え方」を読んで勉強しようとしても、そもそもの性格が「我が強すぎる人」は、運が良くならないと説明します。先ほども説明しました、自我は必要なのですが「自分さえ良ければいい」という我の強さは必要ないと説明します。

 ここで、「我」とは何か?について(仏教用語になりますが)も、引用したいと思います。

我とは自分の理性で自分とはこういう人間だと思っているもの。それをイメージや言葉で自分を定義したものを我と言います。
私たちは自分で自分の存在を感じることが出来ないので、他人が自分のことをどのように見ているかを通して、自分とはどういうものかを確認している。
だから、我とは周りの人が自分のことをどのように見ているかによって、自分とはどういうものかという我が変わってきます。
特に小さい時に周りの人から自分のことをどのように見てもらったかによって、自分とはどういう人間かという我が形成されます。
多くの場合、ありのままの自分を出したとき、親から否定されて育った人が多い為に、自分という存在を否定的なイメージとして我ができます。
この我をマイナスの我と言われ、そのままの自分を認めてしまうと、こんな価値のない自分はまわりの人から相手にされず、見捨てられると思ってしまう。だから、自分の中で理想的な我(プラスの我)を作り上げ、
“自分はこんな素晴らしい人間だから、見捨てられることはないんだ”
と、自分はこんな価値のある人間なんだと思ったり、まわりの人に認めさせることで、自分の心を保とうとします。
つまり、私たちはマイナスの我をプラスの我によってコーティングすることで、自分は価値のある人間だから生きていてもいいんだと思っているのです。
その為、何か失敗して、このプラスの我が崩れると心の奥底からマイナスの我が見え、自分の存在が否定されて、ここにいてはいけないかのように感じて苦しくなる。
だから、失敗しても、素直に自分の間違いを認めようとはせず、これはこういうことだから、自分は悪くないと思おうとするのです。
しかし、どんなに自分に言い訳をして、自分の我を保ったとしても、根底にはマイナスの我がある為にどこか自分は生きる価値のない人間ではないかと思って不安になる。
だから、私たちは他人と比較をして自分が上になることで、自分は価値のある人間なんだと思って安心しているのです。

引用記事:我とは何か | 浄土真宗 講義 

 自身の向上心が強く出ることと、自我が強くなることは違うと思いますが、ゲッターズ飯田さんは、「人は変われること」をエピソードとして紹介しています。

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過去のエピソードから

 それは、ゲッターズ飯田さんが占った方の一人でした。自我が強く、そのことを指摘(アドバイス)しても「この性格は変わらないだろうな(なぜなら我が強いから)、裏運気になると今まで通りに行かなくなるから大変だろうな」と、思っていたそうです。

 ところが、最近この理論を覆す人に出会うようになってきたと話します。

 それは、面と向かってはっきりと「性格が悪いですよ」と伝えた人でした。

 1年後に会ったら、何となく雰囲気が変わっていたんです。

 「あれ?優しくなりましたね」と言うと、

 「あのとき初めて性格が悪いと言われて、変わろうと思ったんです」との返事。

引用:『ゲッターズ飯田著、裏運気の超え方』~63ページより~

 ゲッターズ飯田さんのように実績を残している人に言われたら「変わらなきゃまずい」と、自我を見つめ直す機会になったと思います。実際、人から「性格が悪いですよ」と、言われたら反発心しか覚えないと思います(なぜなら我が強いから)。

やびっちょさん
やびっちょさん

人から、「ここが間違っているよ」と、指摘してもらえるような人は、普段から謙虚さを体現するような姿勢と態度をもっていると言えます。だからこそ、厳しいと思えるようなアドバイスが得られるものだと思います。人は、歳を取るほど「叱ってもらえなくなります」。その悲しい現実を知らなければなりません。

さいごに(まとめとして)

 という訳で、ゲッターズ飯田著、『裏運気の超え方』をベースに、表運気と裏運気の考え方と「裏運気」の本質にふれて解説をしてきました。

 ここまで読んで、「私の欲望って何?裏運気っていつなの?」って思うかもしれません。ソレを知るためにも、著書を手に取って実際に確認してもらいたいと思います。

 著書では、実際に「裏運気にはどう行動すれば良いか?」など、人生のライフステージにおいて詳しく解説されていますので、ぜひご参照ください。

やびっちょさん
やびっちょさん

私の5欲に関しては、命数から言うと「自我欲」が強く、チェックリストから「金欲・財欲」と、「権力・支配欲」、を持ち合わせていて、「創作欲」が一番強く出ていると感じました。ぜひ、著書を手に取って、自分の欲望を確認してみて下さい。

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【名前】やびっちょさん
【経歴】独立型の居宅介護支援事業所を立ち上げ代表として運営しています。
【資格】主任介護支援専門員・社会福祉士・介護福祉士・住環境コーディネーター2級・産業ケアマネ2級・終活カウンセラー2級
【趣味】読書と音楽鑑賞。年間200冊は読みます。歴史小説や思想哲学、自己啓発本をつまみ食いしています。
※プロフィール画像は娘(6)作

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